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ザマゼンタを見ると相変わらず彼はホップを見つめている。私に対してはどこか厳かな雰囲気を放っているのに、ホップがそれをものともしないのはホップが超鈍感なのか――それとも。
「……試してみますか」
ちょっと待ってて。そういって私はフシギダネとホップとザマゼンタをそのままに、一度収穫した木の実を家の中へと持ち帰ると、入れ替わりにトレーを手にとってそこにカップを二つと、水出しの紅茶が入ったティーポット、それからポケモン用のお皿をいくつかと、ある物が入った袋を手に庭へと出るとホップたちへと声をかけた。
「ホップ、お待たせ。そこでティータイムでもしようか」
「で、でも…」
「ほら。立って話すのもなんだしね、…ね、付き合って？」
「……分かったぞ。」
ホップはそんなことよりもザマゼンタの方が大事なのに。とばかりに視線をちらりとザマゼンタを向けるも、あえて彼にお願いをして庭に設置しているガーデンテーブルへと足を向けると、ホップはしぶしぶといった様子で頷いて後ろをついてきた。
そこへ二匹のポケモンにも
「さ、フシギバナも、ザマゼンタもこっちにきて」
と声をかけて呼び寄せたのち、私は手に持ったトレーを置いて、またもや入れ替わりにベルトに下げた残り五つのモンスターボールを手にした。
「みんな、出ておいで！」
掛け声に合わせて出てきたのはサルノリにフライゴン、それにタルップル、ナットレイ、ワタシラガの五匹だ。
うーん、草ポケモンへのフード実験を行ってたとはいえ炎ポケモンに襲われたらやばそうだ――なんて考えは置いておいて、いまは目の前で状況が飲み込めずにあんぐりと口をあけたホップに声をかけよう。
「なぁ、なんでみんなを…」
「いいからいいから、さ、みんなティータイムでもしようじゃない」
ホップはやっぱり何か言いたそうだったが、その言葉を出させるよりも前に自分から言葉を続けると、トレーの上に置いたある物が入った袋を開く。
そこにはなんとお薬を食べさせるようにする魔法のお薬が――なんてものは入っておらず、茶色く見慣れたポケモンフードがたっぷりと入っていた。
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モモ - ネズさんまだかなぁ〜 (2020年1月1日 12時) (携帯から) (
レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - かっちゃんさん» ありがとうございます！ゆっくりではありますが楽しく書きたいと思います^^ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 72a7a46fdc (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - すごく読みやすいです！！！更新､楽しみにしてますね！！ (2019年12月28日 20時) (レス) id: 17dcb00d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青 | 作成日時：2019年12月24日 13時
