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「いや、だって兄貴にフラれたんだろ?おれAのこと好きだから、チャンスというか……ううん、おれは泣かせないから!」
「へ、あ、……え?」
「いや、ちょっとお待ちなさい。急でAさんもフリーズしてるじゃないですか。」
ずいと距離を縮めるホップの純粋かつ真っ直ぐな言葉が詰まる。だからかネズさんのフォローにどこか助けられたような気がするも、キバナさんとホップは「ホップ本気かぁ?」「おう!おれはいつだって大まじめの本気だぞ!」なんて話している。
それからホップの本気度合いを確かめたキバナさんは「そうかぁ」と間延びした声を零したかと思いきや、ニタリと口角を吊り上げた。
「………じゃあオレさまも負けらんねぇな。」
「へ?」
「Aがダンデの事が好きだってのはわかってたから諦めてたんだ。でも、もう諦めなくててことだろ。」
「…………、…」
「ネズは不参加ってことでいいんだな」
「勝手に決めないでください。……この意味、分かりますよねAさん。」
さぁ誰を選ぶ?とばかりに三人はさらに距離を縮め、私は一歩後ろへと後ずさる。
私はただ失恋をしただけなのに、どうしてこんなことになったんだろう。
ホップは弟、キバナさんとネズさんはいちトレーナーとしての憧れを抱いていただけなのに。
これは私が三人のトレーナーから言い寄られるだけの話。
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モモ - ネズさんまだかなぁ〜 (2020年1月1日 12時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - かっちゃんさん» ありがとうございます!ゆっくりではありますが楽しく書きたいと思います^^ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 72a7a46fdc (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - すごく読みやすいです!!!更新、楽しみにしてますね!! (2019年12月28日 20時) (レス) id: 17dcb00d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2019年12月24日 13時