3:反抗期 ページ5
どうも私は昔っから小太郎に触られるのが苦手だ。
銀時に腕を握られたり、晋助と手を繋いでも背負い投げするほど嫌ではなかったが、どうも小太郎に触れられると攻撃してしまうのである。
銀時と晋助もよく小太郎には注意してたが、小太郎はそれを忘れてよく私の背負い投げの餌食になっている。
「あーあ、だから前から触るなって言ったのに…」
銀時もあきれてた。
「くっ…ここまで反抗期になってたとは…」
小太郎の言ってることも頭に入らず、そのまま私は外へ飛び出してしまった。
桂side
「おい、大丈夫か、ヅラ」
「ヅラじゃない桂だ…!」
まだ少し痛む体を起こしながら、銀時に返事をした。
しかしAは本当に昔から変わらないやつだ。
アイツは昔っから俺に触れられるのを拒む奴だった。
俺が無理にでも触れれば毎回背負い投げを食らう。
様子を見る感じだと、俺の事を嫌ってるわけでも無さそうだが…
そうだ!銀時に聞いてみよう!銀時ならわかるかもしれん!
「おい銀時!なぜAは俺に触られるのを嫌がるんだ!?」
俺が質問すると、銀時はリーダーと一回顔を合わせてからこっちを向いた
「そりゃあ…ヅラだからだろ」
「ヅラじゃない桂だ!そしてこれは地毛だ!」
この様子だと銀時もリーダーもわからない感じだ…
そうだ!Aに直接聞いてみよう!
しかし俺はいまAがどこにいるかわからない。…アイツの家にでもいってみるか。
「銀時、アイツがどこに住んでるかわかるか?」
「あ?ああそれなら…」
銀時にAの住所を聞き、そこに行くことにした。
「礼を言うぞ銀時。それでは失礼する」
銀時side
ヅラが去った後一番最初に口を開いたのは神楽だった。
「銀ちゃん、なんでヅラあんなに必死アルか?」
「ああ、アイツはな、昔っから俺と高杉以上にAの事を可愛がっているんだよ。
最初はアイツもヅラに懐いてたんだけどよ、攘夷戦争に参加してからかアイツはヅラに対しての対応が厳しくなっちまったんだよ。原因は俺たちにもわかんねぇ。ヅラの事だからなんかデリカシーの無い発言でもしちまったんじゃねぇか?」
嘘だ。本当はアイツがヅラになんであんな反応をするのか知ってる。
だが、本人がそれに気付いちゃいねぇだけだ。
「確かにヅラならなんかやってそうアル。」
…てっきり神楽ならわかるかと思ったらそうでもないらしい。
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ほう(プロフ) - 枕崎のみやさん» コメントありがとうございます!小説を書くのも初心者なもので…うまくかけてるかわからなかったんですが、そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございます! (2017年8月18日 8時) (レス) id: 40101de4c2 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎のみや(プロフ) - こんにちは。コメント失礼します。主人公ちゃんが可愛くて桂さんがいけめん。もう、癒されてしまいます。更新頑張って下さい、応援してます!! (2017年8月17日 12時) (レス) id: 308a21cffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほう | 作成日時:2017年8月10日 15時