17:宇宙海賊春雨 ページ22
「おいA!どこへ行くつもりだ!?」
「というかおまん見知らぬ男に触れられても平気になったのか!?」
「抵抗できないだけだよォォ!」
小太郎と辰馬が必死に追いかけてるところ、銀時は何か考えてるような顔をしていた。
「あ、もしかしてお前神楽の兄貴か?」
「へ?神楽ちゃん?」
この人、神楽ちゃんのお兄さん?確かに面影があるような…
「あれ、前に会った侍じゃん。でも今俺が用があるのはこっちなんだ。また今度ね、侍さん。」
というか、この二人知り合い?
三人ともすごく心配してくれてるけど、多分今コイツから逃げるのは無理だろう。だって彼は夜兎だ。前に一度戦った時は刀があってもかなり苦しい戦いだった。とりあえず、どこに連れていかれようが、早く帰るようにしないと。…いや、返るんだ!
「銀時!辰馬!小太郎!私すぐ帰ってくるから心配しないで!大丈夫!」
そう言い終わると神威は曲がり角の多い路地へ入ってしまった。
「…で、神威。誰が私に会いたいって言ってたの?」
「んー?名前なんだっけ…確かシンスケって名前だったかな…」
その名前を聞いた瞬間、雷を打たれたような衝撃が走った。
…シンスケ?もしかして晋助?
「ねぇ、神威、そのシンスケって人の苗字わかる?」
「苗字…?わかんないや。」
これはとりあえずあってみないとわからない。でも、久しぶりに会えるかもしれないんだ。
ちょっと楽しみにしていると、神威は急に止まって。
「着いたよ。ここだよ。」
目の前には大きな艦隊。その艦隊には宇宙海賊春雨のマークがあった。
「…アンタ、春雨の一員?」
「おーい団長、やっと帰って来たか。」
神威に質問をしたのと同時に、艦隊の方から男性の声が聞こえた。声がした方を見ると、長髪の30代くらいの男性が立っていた。傘をさしてるあたり、彼も夜兎族なのだろう。
「うん。結構見つけるのに時間かかってさ。無事見つかってよかったよ。」
「そうじゃねぇよ。突然地球に行きたいって言いだしたと思ったら、女か?」
「いや、会いたいって言ったのはシンスケだヨ。俺もAと戦いたかったけど、生憎戦う気は無いってさ。」
二人で会話を続けているけど、私抱えられたままなんだけどなぁ…
「あの、いい加減おろしてくれない?私男に触られるの苦手なんだけど…」
「ああ、ごめんごめん」
そのまま手を放され私は地面に落ちた。容赦ないなコイツ
65人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほう(プロフ) - 枕崎のみやさん» コメントありがとうございます!小説を書くのも初心者なもので…うまくかけてるかわからなかったんですが、そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございます! (2017年8月18日 8時) (レス) id: 40101de4c2 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎のみや(プロフ) - こんにちは。コメント失礼します。主人公ちゃんが可愛くて桂さんがいけめん。もう、癒されてしまいます。更新頑張って下さい、応援してます!! (2017年8月17日 12時) (レス) id: 308a21cffc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほう | 作成日時:2017年8月10日 15時