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とある少女の昔話 1 ページ14

noside

ある花畑を見つめる、目の死んだとても幼い少女がいた。

その少女はずっと右手に一枚の紙を握り締めながら、周りに咲き乱れる花を見つめていた。

しばらくすると、その少女のところに一人の侍がやって来た。

その侍は、近頃白髪の子供を連れ、金も取らず松下村塾を開いていると噂されてる侍だった。

その侍は、少女に「ここで何をしてるんですか?」と問いかけた。

だが、その少女は何も答えようとしなかった。何故なら少女は、自分が何をしているのさえ分からなかった。

するとその侍は「お父さんやお母さんは一緒ではないのですか?」と問いかけてみた。

少女は「これ…」と言ってずっと右手に持っていた一枚の紙を、侍に手渡した。

手渡された紙切れには、綺麗な字で何か書かれていた。

『この手紙を読んでくれた方は、きっと目の前に幼い少女がいるんでしょう。

どうか、この女の子を拾ってくれませんか?

年齢は3歳です。名前はありません』

そう書いてあった手紙を読むと、その侍は微笑みながら、少女に手を差し伸べた。

「私について来なさい。」

その言葉に、少女は抵抗もせず、彼の手を握り返した。



侍について行き、着いたのは一つの小さな寺子屋だった。

そこでは、その少女よりも年上の子供達がたくさんいた。

その中にいる、銀髪の少年と、黒い長髪の少年と、紫髪の少年が侍のところへ寄って来た。

「松陽ー帰って来たのか。…なんだ、そのちっこいやつ。」

銀髪の少年が少女を指差しながら侍に質問した。

「この子はこれから私達と一緒に生活する子です。」

次は紫髪の少年が質問して来た

「そいつ、名前はなんて言うんですか?」

「名前ですか…」

侍は、少女に手渡された紙を見たが、名前はないと書かれていた。

「…この子には、まだ名前が無いみたいです。」

そう言うと、黒髪の長髪の少年が提案して来た。

「じゃあ、俺たちでつけましょう。その子の名前を」

すると侍は笑い

「いいですね。私たちが彼女の名付け親になりましょう。」

少女の名前を考えることにした。

11:雨→←10:三度目の正直(後半スルーしてもらっても構いません)



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設定タグ:銀魂 , 桂小太郎   
作品ジャンル:アニメ
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ほう(プロフ) - 枕崎のみやさん» コメントありがとうございます!小説を書くのも初心者なもので…うまくかけてるかわからなかったんですが、そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございます! (2017年8月18日 8時) (レス) id: 40101de4c2 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎のみや(プロフ) - こんにちは。コメント失礼します。主人公ちゃんが可愛くて桂さんがいけめん。もう、癒されてしまいます。更新頑張って下さい、応援してます!! (2017年8月17日 12時) (レス) id: 308a21cffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほう | 作成日時:2017年8月10日 15時

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