新幹線で一目惚れ 【センラ】

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Aside．



うあああああ平日の昼間から推しに会えるってどういうことですか！？！


目の前に確かにセンラさんがいる……



セ｢ここの店、有名やんな？よく名前聞く気がする｣


｢まあ、私の祖母の頃からやっているので…｣


セ｢え、早川さんのお祖母さんが？！｣


｢？え、ま、まあ｣


そんな驚くか？！！



セ｢そうなんや…普通に落ち着く感じで好きやわぁ｣



センラさんが好きって言った。

変な妄想してしまう。落ち着け私。



｢ありがとうございます(？)｣


セ｢ふふ、いえいえ。あっ、オススメとかあるん？｣


｢オススメですか？やっぱりよく皆さんが頼まれるのはハンバーグですかね｣



そういって私はセンラさんにメニュー表の写真を指差しながら軽く説明する。


セ｢うあっ、うまそ〜…じゃあそれと、アイスコーヒーお願いしてもええですか？｣


｢は、はいっ、少々お待ちくださいませっ｣


急にサラリーマン風に敬語使うのやめて？！
つらい！

私は伝票に注文内容を書き留めて、早歩きでキッチンに向かう。



｢お願いします〜｣



そういって伝票を厨房にいるお婆ちゃんに渡す。



母｢ちょっとA？いいかしら。｣



お母さんに呼ばれて声の聞こえたところに視線をやると、高校生くらいの男の子がいた。



母｢今日から入る金本さんね。｣


金本｢金本です。よろしくお願いします。｣


｢早川Aです。よろしくお願いします。｣




普通にイケメンじゃん…

顔は爽やか系の塩顔男子。
高身長…センラさんと同じくらいかな…。



母｢じゃあ、とりあえずハンバーグの注文が来たから…｣



そう言ってお母さんは金本くんに教え始めた。

私も自分の持ち場に戻って、アイスコーヒーを準備する。


やばい。待って？
このアイスコーヒー、センラさんが口にするんだよね。
やばい緊張してきた。


色々考えながらお盆を持ってセンラさんのところにら向かう。



｢失礼致します。こちらアイスコーヒーです。｣


そう言って渡すと、



セ｢ありがとうございます(ﾆｺｯ)｣



ぐはっ…笑顔が眩しい…。



｢あ、あのっ、せんr……折原さん…｣


そう言うとセンラさんは｢んー？｣と言って目線をパソコンから私に移してくれる。


｢またお会いできて嬉しいです｣


セ｢俺の方こそ！嬉しいで〜。ちなみにこれから通うわ。Aちゃんおるなら！｣



……へ？Aちゃん………！！？？

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