2 新幹線で一目惚れ【センラ】 (ページ24)

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Aside

両国国技館2日目。

私達は物販行かないため、朝は10時起き。
とりあえず例のゴリゴリ量産型を着てみる。

「うわ…」

やっぱ何度見ても着慣れない服装。

瑠花も、

瑠「イメチェン感半端ないけど、見慣れないだけで、その姿もとてつもなく好きなんだけど？」

とめちゃめちゃに褒めちぎってくる。

これが可愛いかあ？

ババアが何調子乗ってんだって感じだけど…

センラさんも凄いの選んだなあ…(遠い目)

よし、行こう。

ホテルをチェックアウトしたのは11時頃、ホテルを出るとやっぱり浮く。この服装。

あああ早くライブ会場に行きたい…！

そう考えながら私達が向かったのは美容室。

量産型といえば……ヘアメ。

まあそんな感じでこの服を着たせっかくの機会だしヘアメにも挑戦してみることにした。

瑠花はショートヘアなこともあるし服装は相変わらずの露出多めだし、ヘアメは嫌だと言うので軽く髪をセットしてもらうことにした。

私はヘアメのド定番と言われるようなハーフアップに黄色のリボンとフリルが両端に着いた白のリボンを二重で真ん中に付けて髪を巻いてもらった。

うあああ別人かよ……。

ちょっとお姫様になった気分(おい調子乗んな)

ヘアメイク師さんに「終わりましたあ、お疲れ様です」と言われ席を立つ。

お会計を済ませると…

瑠「は？クソかわなんだけど、私の彼女になってよ、センラさんより俺にしとき？」

とヘアセットが終わった瑠花があたしに声をかける。
いやナンパかよ。と突っ込みながら瑠花を見ると、

「いや瑠花も可愛すぎ、それ志麻さん惚れるよ」

と褒めちぎる。

いつもは軽く内巻きにして整えてるだけの瑠花が、今日は軽くウェーブがかかっていてより大人っぽくなっていた。

瑠「ほんとー？やだ照れるー。ちなみに口紅も変えたの」

そう言って見せびらかしてくる。

「え？ほんとじゃん、いつもはナチュラルな赤だったのに、、これなに、暗めの赤？」

瑠「そんな感じ？大人っぽくない？ねえ？」

いや自分で言ってくるあたりな。
でもほんとにその通りだった。

「私達無駄に気合い入れすぎ？」

瑠「ねえそれ思ったむりWWW」

「浮いてないよねW え、恥ずかしくなってきたw」

そんな話をして少し周りを気にしながら両国国技館の最寄り駅に向けて電車に乗った。