2 新幹線で一目惚れ 【センラ】

#66 ページ25

着いたのは開場時間頃。

待たずに入れるねーって話しながらスマチケを持って中に入る。


2列目………え。近くない？え？


2人してあまりの近さに無言タイム。


瑠「ココ、2列メ？」


「う、うん、、？」


そう言うと瑠花は泣き始めた。


「え、え？？るか？え？泣かないで？まだ泣かないで私も泣いちゃうから！」


そう言って涙が込み上げてきたけど我慢。

よし、大丈夫だ落ち着け。


とりあえず座って、開演を待つ。

前の2人は見事うらたさん推しで連番かな…？

どちらも緑の法被を着ていた。


私の隣も瑠花の隣も見事に同担さんではなく、後ろはうらさか推しでの連番だった為、周りで色が被ることは無く、かなりの神席だった。


開演が近づく。
それにつれて周りがざわつき、ペンライトの色もつき始める。



私はふと後ろを振り返ってみた。


それは今までに見た事ないペンライトの海。


いつも後ろから眺める感じだったから分からなかったけど前から後ろを見たらこんな世界が広がってるのかと少し感動した。



そんなことを考えていると、


会場は暗くなった。

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