【エリオス】黒い羽を青空に。 (ページ20)

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18.目から鱗ページ20

「何か気になることがあるなら俺っちにおまかせだヨ!」

「いや、あの依頼するほどじゃないから大丈夫……」

「今なら初回だとタダ！」

「うぐっ」

タダという言葉はなんて魅力的なんだろう。
う～んう～んと悩んでいたら「相談ももちろんタダだよ♡」と営業スマイル。

「…………いい人だね、ビリーは」

「商売は信用が肝心だからネ!」

とりあえず、彼のご厚意に甘えた。

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「あぁ、確かに稲妻ボーイのこと抱きながら飛んでたネ。俺っちも飛んでみたーい♪」

「それくらいならいつでもするけど…………翼の事なんにも思わないの?」

彼の顔を伺いながら問う。
ビリーは一瞬きょとんとした後、笑顔で

「便利でいいと思うヨ!」

「＿＿＿＿＿」

初めて言われた。
純粋に思ったことを言ったのかの判断は顔や声音で明らかで。

ただただ驚いた。

「目から鱗でそう………」

「Aっちって面白ーい!」

「え、それ褒めてる???」