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『やめて!いたいよ、助けてよ、ちーの、ちーのぉ!!』
青「うるせぇ!もう付き合って1ヶ月なんだから別にいいだろ?!しかも他の男の名前なんて出してんじゃねぇ!」
女子の方の泣き叫ぶ声は嫌でも誰かわかってしまった。毎日聞いてる聞き慣れすぎた声。
「俺の大事なAに何してんだよ!」バキッ
気がついたら俺は青木を殴り飛ばしてた。
青「お前こそ何すんだよ!…ってお前、"チーノ"か?チーノって
「そうだけど何?」
青「何かある度Aはチーノ、チーノって…
今さっきだってそうだ。彼氏の俺との行為中で嬉しくて
気持ちよくてしょうがないはずなのに痛いだのチーノ助けてだの…お前Aに洗脳でもしたの?俺にもやり方教えてくれよww」
「、っお前!Aを何だと思ってんだよ!」
青「は?俺を良く見せる為の道具に決まってんだろ?」
「は?」
青「色白で顔も可愛いしスタイルもいい。性格も良くて周りに好かれてて…そんなAと顔の良い俺が付き合えば俺は男からは羨ましがられ女からは更にモテ注目の的!」
青「せっかく付き合ったんだしヤ ることはヤりたいだろ?それなのにキス以上に進めさせない…俺も我慢の限界って訳。
Aは痛いだのなんだの言ってたけどちゃんと上も弄ってやったから濡れてたし俺も良かったしお前が邪魔しなければあのまま出せたのに」
「…それ以上喋んな。分かったらはよ俺らの前から消えろや」
怒りのままにぶん殴ってやりたかったけど早くAの方に行きたいから我慢。ドスの効いた声で威嚇すれば青木は腰抜かして逃げてった。しょーもな。
「…A。」
『ち、ちーの…怖かったよぉ』
俺が名前を呼び近づくとさらに号泣しながら抱きついてくる
…けどほぼ着てないような色々出てる服装で抱きついてくるのは俺の方がいろいろあかん。
「A、これ羽織って。何があったかはもう何となくわかったから話さんでええ。…大丈夫?」
『男の人ってみんなああなの?だったらもう彼氏なんて一生要らない。男友達も要らない。もう嫌だよ…』
「それはああゆう自分のことしか考えへん余裕の無いやつだけで皆が皆Aに対してそんなことするやつやない。Aが周りを避ける必要は無い。まぁ俺はどんなAでも好きやけどな。とにかくAに笑ってて欲しいんや。」
『そっか…そうだよね、助けてくれてありがとう、チーノ。私も余裕のあるチーノがすき!』
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作者名:ちゃむ | 作成日時:2021年8月24日 22時