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第十話▼ ページ10

「お姉さんだから。弱味を見せちゃいけないね」



……でも最後だもん。……でも、





わたしはあなたを、最低な言葉で突き放してしまった。



あなたは何も言わなかった。


ただ、静かに俯いた。







ごめんなさい。


あなたにだけは、不幸になって欲しくない。


わたしでは力不足なの。





ごめんなさい。






謝ることしかできないわたしは、ただ涙を流してしまうことを耐えた。




わたしをどうか、嫌いにならないで。


わがままでごめんなさい。



これが、最後だから。

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設定タグ：オリジナル , シリアス   
作品のジャンル：詩/ポエム, オリジナル作品
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作者名：碧季 | 作成日時：2015年12月22日 7時

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