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第二十話△ ページ20

「どういう、なんで、」


言葉が詰まる。



「深い意味は無いの。わたしなりの精一杯。決心が揺らがないようにとか?」




ケラケラと笑う。

表情は曇っていなかった。






「……わたしのわがまま」



今度は悪戯っ子のような表情で。

ニッと歯を見せて笑った。









「あんな別れ方だったら、わたしのこと、ずっと忘れないでしょ?」






本当に、らしいやり方だ。



呆れたのだろう。気が緩んでしまったのだろう。

視界がぼやけた。



でも、心は晴れた気がした。

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設定タグ:オリジナル , シリアス   
作品ジャンル:詩/ポエム, オリジナル作品
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作者名:碧季 | 作成日時:2015年12月22日 7時

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