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第十二話◆ ページ12

『運命』



それは、めぐり合わせ。


吉凶禍福。


将来。命運。天命。


宿命。



運命は、誰にもわからない。






もしこの物語が運命であるとしたら、

私は運命なんぞ糞食らえである。



定められた道筋を辿るような人生だとしたら、それは実に滑稽だ。




だがそれすらも決められているのならば、どうしよもない。


人間所詮、こんなもんだと諦める。





運命によって私たちが離れ離れになったのならば、私は運命を一生恨むだろう。



まあ、運命に沿って出会った私たちなのだから、そこには感謝をせざる負えないところだ。






私とあいつが出会えたことは、奇跡と呼べるのだろうか。


私は、そう呼んでみたい。

それくらい、あの時の空間は幸せに満ちていたんだ。

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設定タグ:オリジナル , シリアス   
作品ジャンル:詩/ポエム, オリジナル作品
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作者名:碧季 | 作成日時:2015年12月22日 7時

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