今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:4,064 hit
小|中|大
第十二話◆ ページ12
『運命』
それは、めぐり合わせ。
吉凶禍福。
将来。命運。天命。
宿命。
運命は、誰にもわからない。
もしこの物語が運命であるとしたら、
私は運命なんぞ糞食らえである。
定められた道筋を辿るような人生だとしたら、それは実に滑稽だ。
だがそれすらも決められているのならば、どうしよもない。
人間所詮、こんなもんだと諦める。
運命によって私たちが離れ離れになったのならば、私は運命を一生恨むだろう。
まあ、運命に沿って出会った私たちなのだから、そこには感謝をせざる負えないところだ。
私とあいつが出会えたことは、奇跡と呼べるのだろうか。
私は、そう呼んでみたい。
それくらい、あの時の空間は幸せに満ちていたんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:碧季 | 作成日時:2015年12月22日 7時