あのね。【usss】

あのね、坂田。【となりの坂田。】 ページ8

「おおきくなったらぼくAとけっこんする！」

『けっこんってなぁに？』

「けっこんっていうのはな？ふたりでしあわせになれるんやで！」

『しあわせになれるの？』

「うん！だから、Aとけっこんする！」

『んふふ、ありがとうさかたくん！わたしもさかたくんとけっこんする！』

「ほんま！？やくそく、やよ！」

『うん！やくそく！』





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『…………なつかしい。』


夢を見た。
幼馴染と結婚の約束をした幼い頃の思い出話。

坂田、というのは私の幼馴染。
産まれたときからずっと一緒で坂田は私より1個上の私の好きな人。
中学校までは一緒だったけど高校は別になってしまった。あいつには彼女がいる、なんて悲しい噂がある。


幼馴染、という単語から恋人、になれたらな。


なんて思いながら私は毎日過ごしている。
まぁ、無理だろうけどね。


『……学校行かなきゃ…』


そう言って支度を始めた。



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『はぁぁああ……つかれた……』


時間は飛んで学校が終わった。
私は部活に所属していないから帰宅部。

1人でのんびりと帰る準備をしているとなにやら騒がしい。


『…なんかあったの？』

「あ、A！A！みてみて！めっちゃイケメン！！」

『え…？？』


友達が指指す先には＿＿＿＿＿＿＿＿＿









『はぁぁぁあああああ！？！？！？』









「Aー！！！！！！！！」









なんと坂田がいた。

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