今さら?byイチゴネコ ページ34
また過去のこと。
妖怪の村に来て、数ヶ月たった頃だった。私は里の子と「花いちもんめ」という遊びをしていた
「かーって嬉しい花いちもんめ!」
「負けーて悔しい花いちもんめ!」
これ結構楽しいんだよね。里の子かわいいし
そんないい気分をぶち壊したのは、まさかのあの人だった
「夕子!!」
聞き覚えのある声。私の･･････姉だ。人間の頃の。
家族は嫌いだ。お父さんもお母さんも、私を捨てたんだから。姉も、私が妖怪になったと知ったとたん、軽蔑の目で見ていたのを、はっきりと覚えてる
夕子、っていうのは私の人間の頃の名前だ。ださいし古いし、あまり好きではなかった
「夕子、帰ろう!お姉ちゃん探したんだよ!?お母さんもお父さんも、夕子を心配してるから!!」
「嘘だ、絶対。姉さんこそ帰ってよ」
「なっ!!?」
姉さんは、驚いた顔をする。そりゃ、人間のときは誰にもさからわらずにしていたからな
「どうせ、あのクズ野郎たちのことだから、私を気持ち悪い研究者に売ろうとしてるんでしょ?
そうだよね？」
姉さんは固まっている。図星かよ、適当に言ったのに。マジでクズだわ、見損なった
「それに今さら私、戻らないから。私はここがいいの」
「････････････そっか、ごめんね」
ようやく動いた姉さんは、微笑んで言った。あっさり頷いたところは意外だった。
「あ、姉さん、帰りの道わかる?」
「うん、しっかり覚えてる。ありがとね」
案外クズ野郎とは違っていい人だった。「ありがとう」をいえることすら、アイツらにはできないんだから
姉と会うのは、これが最後になるだろう。なんか言ってあげよう
「姉さん、」
「ん?」
「もしも、私が妖怪になった日に、今の言葉言ってくれたら、私は戻ってたよ」
私が言うと、姉さんは泣いてしまった。その後、じゃあね、とだけ言って、妖怪の村を去っていった。
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文才ない〜ごめん意味わかんないと思う。
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三月 - 縁儺さん» う〜ん、一応ネッ友になったら入っていいんだけど… (2022年4月29日 1時) (
レス) @page41 id: 355318ffdd (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - あの…私も入っていいですか？(妖怪やらオカルト系が好きなんで…無理でしたらいいです) (2022年4月23日 19時) (レス) id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 拍崎狐拍さん» いいよ！ (2022年4月16日 20時) (レス) id: 43d8360e57 (このIDを非表示/違反報告)
拍崎狐拍(プロフ) - おはこんばんは！参加していいですか？（遅いけど…） (2022年4月16日 12時) (レス) @page40 id: b71dc75931 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀。(プロフ) - わかりましたー！ (2022年3月21日 15時) (レス) id: 0b0b8f154b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 x他6人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen/tools/items.php#
作成日時：2022年3月5日 22時
