21、追っ手 ページ21
【ロボロ】
rb「コネシマー？出れそうか？」
問いかけながら部屋へ入ると、シッマは口に指をあてて「静かにしろ」と言った。
今は朝4:30。
Aは熱もあるし、まだ寝ていてもおかしくない時間帯。
今回ばかりは俺が悪いか。
俺は「すまん」とだけ言って謝った。
rb「もう大先生は準備出来たってさ。」
kn「………分かった、すぐ行くからお前は先行け。」
rb「はいはい」
こいつの塩対応にはもう慣れた。
まぁそれより、久しぶりに兄さんに会える。
気持ちを切り替えて出発しよう。
ut「シッマ、大丈夫？何か持とか？」
Aをおぶって森をズンズン歩いているコネシマが気になったのか、
大先生は心配そうに見つめる。
kn「…じゃ、これ頼むわ。」
ut「あいよ」
コネシマはAを落とさないように荷物を渡す。
正直、俺も何か持ってやろうと思ったが、
こいつは絶対拒否るからやめておくことにした。
kn「……」
ut「ん？どないしたん？？」
rb「忘れ物か？？」
急にコネシマが立ち止まったことに俺らは疑問を抱く。
kn「………隠れろ。」
rb「えっ？」
kn「いいから早くしろ。」
急にこいつは何を言っているのか。
とりあえず、こいつの言う通りに近くの茂みに身を潜める。
「…………んだ……」
え、今声が……
だんだん声が大きくなって来ているということは、近づいて来てるのは確か…
「本当にここに居るのか？」
「奥様が言うにはこっちだと。」
チラッと見てみると、そこには4人の男が立っていた。
kn「…………もう来たか。」
rb「来たって……あいつら何なんや？」
男らに聞こえないように小声で話す。
kn「追っ手や。俺らを探しとる。」
ut「まさか………シッマ達を連れ戻しに？」
kn「そのまさかや。来るのは覚悟しておった………でもこんなに早いとはな。」
なるほど。
道理であの男らが少し偉そうな服を着ている訳だ。
rb「で、どうするんや。このままこっそり逃げるか？」
kn「相手を誰やと思っとるんや。逃げようとしたら確実に見つかるわ。」
ut「でもずっとここに居っても、いつかは見つかるで…？」
コネシマは不満げな顔をして考え込む。
どのくらい口を閉ざしていたかは分からないが、ふいにコネシマが口を開いた。
kn「…………大先生、Aを頼んだ。」
ut「えっ??それって……………まさかお前…!?」
コネシマはゆっくりAを大先生に受け渡す。
kn「俺が気を引く。」
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ラム猫。(プロフ) - 無能のえび?■さん» ありがとうございます〜！続編も予定してますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年7月2日 22時) (
レス) id: c5599bddd6 (このIDを非表示/違反報告)
無能のえび?■(プロフ) - めちゃくちゃこういう話好きです（唐突な告白）応援してます！！ (2022年7月2日 21時) (レス) id: 1a63966cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 翔星さん» コメント、ありがとうございます！これからも頑張ります！提案とは何でしょうか？ (2022年2月23日 17時) (レス) id: d966995688 (このIDを非表示/違反報告)
翔星 - わぁ、すごく良い小説ですね！ …提案なんですけど、っていうのはどうでしょうか？ これからもがんばってください！ (2022年2月23日 17時) (レス) id: 0bc9a44903 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 猫さん» 盛りだくさんの誉め言葉、ありがとうございます!!これからも更新頑張っていきますので、もっと心臓に矢を刺される覚悟をしてください!! (2022年2月18日 16時) (レス) id: 7f9f611098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoiwrwrd4/
作成日時：2022年1月23日 21時
