17、熱 ページ17
【コネシマ】
kn「ふあ〜…」
朝。
俺は大きなあくびをして体を起こす。
Aは……まだ寝ているようだ。
相変わらず愛らしい寝顔。
何度見ても飽きない。
俺がAを撫でようと髪を触った瞬間、
kn「…!」
Aから熱を感じた。
まさかとは思い、額に手を当てて確認する。
やはり熱があるようだった。
『……ぅ…』
kn「A、大丈夫か!?」
『ん〜……お兄…ちゃん…?』
kn「そうやで。それよりA、大丈夫か?」
『…うん、大…丈夫…』
Aの息切れが凄い。
本人は大丈夫と言っているが、実際は大丈夫ではないだろう。
kn「大先生連れて来るから待っててな!!」
急いで部屋から出て、大先生の部屋へと向かった。
kn「大先生!!!起きろっ!!」
俺は大先生を叩き起こす。
ut「……もう、何やねん…朝から。」
眼鏡を探しながら大先生は体を起こした。
kn「Aが…!Aが熱あるみたいやねん!!」
ut「え!?!?」
kn「はよ来てや！」
ut「わ、わかった！」
ut「……ホンマや、高い。」
Aの額を触って大先生は言う。
熱のせいでAから汗が出ている。
それを大先生がタオルで拭き取る。
ut「こんなもん、どっからもらったん…」
kn「…多分、慣れない環境でいきなり生活したせいやと思う。」
ut「あー」
俺が悪い。
まさかAが体調不良になるなんて思っても見なかった。
そこまでしっかり考えておくべきだった。
ut「とりま、安静にしとくしかないなぁ…」
大先生は濡らしたタオルをAの額の上に置いた。
ut「すまんな…俺ん家が貧乏やなければ薬くらい出せたんやけど…」
kn「別にええ。Aの為にここまでやってくれたんやから。ありがとな。」
ut「ええよ」
Aは顔を真っ赤にし、苦しそうな呼吸を繰り返して、いつの間にかまた眠っていた。
今日はこのままそっとさせておいた方がいいだろう。
kn「……ごめんな、A。もっと早く気づいてやれんくて。」
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ラム猫。(プロフ) - 無能のえび?■さん» ありがとうございます〜！続編も予定してますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年7月2日 22時) (
レス) id: c5599bddd6 (このIDを非表示/違反報告)
無能のえび?■(プロフ) - めちゃくちゃこういう話好きです（唐突な告白）応援してます！！ (2022年7月2日 21時) (レス) id: 1a63966cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 翔星さん» コメント、ありがとうございます！これからも頑張ります！提案とは何でしょうか？ (2022年2月23日 17時) (レス) id: d966995688 (このIDを非表示/違反報告)
翔星 - わぁ、すごく良い小説ですね！ …提案なんですけど、っていうのはどうでしょうか？ これからもがんばってください！ (2022年2月23日 17時) (レス) id: 0bc9a44903 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 猫さん» 盛りだくさんの誉め言葉、ありがとうございます!!これからも更新頑張っていきますので、もっと心臓に矢を刺される覚悟をしてください!! (2022年2月18日 16時) (レス) id: 7f9f611098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoiwrwrd4/
作成日時：2022年1月23日 21時
