No,35 ページ36
gr「大先生、Aはどうだ！？」
ut「…っ……もう、二度と、真面に喋ることは出来ん」
医務室に運ばれ、早急に治療を始めたが、無駄だった。
いくら頑張っても、舌は復活しない。
もう、舌を切った時点で、手遅れだった。
tn「お、俺らが……全部、悪いんや……」
ht「何で……？何で、気付けなかったの…？」
口から血を流すAを目の当たりにした一同は、
精神的ダメージが酷く、これでもかというくらい自分を追い詰める。
kn「……なぁ、説明しろや」
rb「……」
コネシマは、ロボロの胸ぐらを掴んで、持ち上げる。
声は怒りがこもっていても、目は揺らいでいた。
kn「何で、こんなことになってん…」
rb「ｯ………呪いを解くには、こうするしか無かってん…」
zm「それで俺らが納得するとでも思ってんのか！！！」
rb「俺やってっ！！！！」
耐えきれなくなり、ロボロの涙線が崩壊する。
rb「俺やって……こんなの、嫌や…でも、………止めれなかった」
zm「……」
そんなロボロを見た二人は、何も言えなくなり、
コネシマは力が抜けたようにそっと、手を離した。
『……』
そんな光景を、Aは黙って見つめていた。
sh「A、殴って、酷いこと言って、ごめん……」
sp「部屋荒らして、すみませんでした…」
ci「Aさんのこと、信じてあげれなくて、ごめんなさい…」
em「貴方の努力を蹴散らしてしまい、すみませんでした…」
ut「Aちゃん……ｯ、使えない体なんて酷いこと言って、ごめんな…？」
os「Aに酷いことしてきたわ……もう、俺のこと、殴ってええで…？」
ht「長い付き合いなのに…見捨ててごめん…」
tn「ずっと、存在否定するようなことしてきたよな…ごめん、ホンマ…ごめん」
gr「大切な仲間を見間違えていた………総統を務める資格なんか、俺には無いな…」
Aの手を皆が握り、溢れ出てくる後悔という二文字を、
素直に言葉で真っ直ぐ伝える。
それを聞いたAは、迷惑そうに、でも少し口元を歪ませて、
その手を軽く、振り払った。
kn「ミシェル、あいつ絶対許さへん…」
zm「もう、手加減なんて出来へんぞ」
rb「洗いざらい吐かせてやる…」
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ラム猫。(プロフ) - くろほたるさん» ありがとうございます！実は続編も出そうか悩んでいるので、その時はまた読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月25日 20時) (
レス) id: 02801ed11f (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - 最後はやっぱり彼らの事が大好きだという言葉が見えて満悦です。死後世界組の関係も個人に刺さりまして起承転結全て楽しめました。執筆お疲れ様です！とても面白かったので周回できます！ (2023年1月25日 18時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 感動して頂けたなんて光栄です！なるほど…今作はここで打ち切りの予定でしたが、続編も考えて見ます！ (2022年11月28日 18時) (レス) id: c372fc4406 (このIDを非表示/違反報告)
らねい(プロフ) - 今更ですが全話読みました、めっちゃ感動しました！個人的な感想ですが、wrwrdの皆が過去に戻って夢主ちゃんを救うみたいな展開があったらエモすぎる…次の作品も楽しみにしてます‼️ (2022年11月28日 17時) (レス) id: 2c672365af (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 狐の巫女さん» ありがとうございます！！語彙力の無さで理解して下さり、嬉しいです！！ (2022年11月5日 18時) (レス) id: 51f19f872f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年10月2日 22時
