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捻った右足首を引きずりながらいつもの会議室へと向かう
失礼しまーすと言いながら障子を開けると近藤さんと土方さんが座っていた
他何名か隊士がいたが会議室の部屋に沖田の姿はまだなくあとから来るだろうと思い近藤さんと土方さんの前で正座をした
「ったく総悟のやろおっせえな」
とイライラしながらタバコを吸っている土方さんを見てこりゃ死んだな沖田と思っていると障子が開き何事も無かったように私の隣に座った沖田
「おせぇよ総悟」
「すいやせん。マヨネーズに下剤入れてたら遅れやした」
と真顔で言う沖田
こいつばか。ただでさえ沖田が来るまでご立腹だった土方さんにそんなこと言ったら激辛トムヤムクンの上にタバスコとデスソースかけるようなもんだよ
「そおおおごおお!てめえ腹切れ!今すぐだ!」
ほらね。
「嫌でさァ」
近藤さんがまあまあと土方さんを抑えやっとの思いで会議が始まった
会議の内容は最近過激派の攘夷志士が増え始め、何らかの目的で今怪しい動きをしているらしい。近々そいつらのあじとをつきとめ聞き出すというものだった。
へぇーと思いつつ適当に話を聞いていると勢いよく障子が空き山崎が中に入ってきた
「何の用だ、山崎」
「会議中申し訳ありません、早急な件でしたのでお伝えに来ました」
「どうしたの?山崎」と私が訪ねると山崎は沖田の隣に座り正座した
「今話していた攘夷志士のあじとを見つけました、場所は原ノ宿にあるスナックの地下です」
近藤さんが立ち上がり了解したと言うと土方さんに目で合図をしたあと土方さんはそれぞれに指示をした
「総悟とAは俺についてこい。それ以外の者は俺の合図で突入してこい、いいなしくじるんじゃねぇぞ。今回は厄介だからな」
そうですねと私が言うと土方さんはハッとすると
「A怪我してたよな。大丈夫か?」
「これくらいなんともないですよそれに湿布、沖田が貼ってくれたのであんまり痛くないですし。足でまといにはなりたくないです。なので大丈夫です。私のことは気にせず今回の事件に集中しましょう」
土方さんは心配そうに私のことを見つめた
「…あぁ、分かった。ただ無理だけはするなよ」
はい!と言うと横から沖田が
「大丈夫ですぜィ土方さん。攘夷志士の奴らもAを見た瞬間小便漏らして自害するんじゃないですかィ」
「どういう意味だハゲ」
「おめェ、ハゲしか言えないんですかィ?」
うるさいなー。
ともかく迷惑かけないようにしないと
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作者名:あおさ | 作成日時:2019年5月29日 22時