青春の馬

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加藤 side




数日前にAから一緒に大阪に行こうと誘ってもらい、今日は出発の日です！

約束の時間の20分前に品川駅に向かったのに、もう大きなリュックを背負って待ってるAがいた。

普段は赤ちゃんみたいでふわふわしてるのに、こういうところはちゃんとしてるんだね。

きっと、ものすごく暖かくて優しいお父さんとお母さんに育てられたんだろうなぁ。

尚更お邪魔するのが楽しみになって来たよ〜！！






:






A 「楽しみだなぁ…」


「帰るのいつぶりなの？」


A 「えーっと…12月の初めに上京して来たから4ヶ月振り？とかです！」


「もうそんな経つんだね、寂しくない？」


A 「寂しくないって言ったら嘘になる… (笑) 」


「だよね…よしよし (撫) 」




Aの小さい頭を撫でてあげると、こちら側に体を預けてきてくれた。

大阪には嫌な思い出もあるけど、ずっと大切にしたい場所なんだって。

だからこれからも定期的に帰る予定なんです〜って言ってた。

今からは楽しい思い出ばっかりになるといいね。

なんてそんな思いが数日後、涙に変わることも知らずに。






:






「A、A〜！」


A 「あ、寝てたぁ…」


「実はとしちゃんも (笑) もうすぐ大阪着くみたいだよ〜？大丈夫？」


A 「だいじょーぶ」


「もう荷物はまとめておいたからね」


A 「え！ありがとうです…」




いつの間にかぐっすりだったAを見てるとししも眠くなっちゃって、そのまま一緒に寝てた。

良かったよ、京都駅出たところで目が覚めて (笑)

というわけで、大阪に到着です！！

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