philosophical 30 ページ32
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糀谷をいつまでもお待たせするわけにもいかない、
ということで、今日は帰ってもらうことになった。
糀「明日まで日本におりますので、
中堂さんに連絡いただけるようにお伝え下さい」
差し出された名刺を受け取った夕子たち。
並んだ情報を見て、神倉が驚く。
神「テネシー州にお住まいですか」
糀「ええ。
夕希子も、高校までは向こうにいたんです。
由梨子は事件が起こるまで。
日本の方がアメリカより安全だと思っていたんですが…
あっ、それじゃあ」
そう言って、帰って行った。
夕「ウォーキングできないデッドの国か」
神「何ができない？」
夕「あぁ、土葬の国の人だなって」
神「最近は、アメリカでも火葬が多いそうです。
特に都会は」
夕「ふ〜ん…
…テネシーって都会ですか？」
神「いや、どちらかというと…」
もしかして…
夕子は慌てて糀谷を追いかける。
夕「ちょっと待った〜！」
・
矢「調べられるご遺体があったそうです」
六「ご遺体？」
ミ「嘘…」
矢「8年前…
夕希姉のお葬式は、アメリカのテネシー州で行われました。
ご遺族の希望で日本では火葬せず、
エンバーミングされて海を渡り、現地で埋葬。
向こうには夕希姉のご遺体がまだあるってことです」
ミ「8年たった今の技術なら、
当時見つけられなかった犯人に繋がる証拠が見つかるかもしれない」
矢「はい。
私、神倉さんに着いてアメリカに飛んできます」
Aは中堂にバイクのキーを渡し、
足早に宍戸の家を出た。
・
神「Oh...彼女は私の通訳です」
？「Excuse me...」
神倉の後ろから顔を出したAの流暢な英語に、
その場にいた者は感嘆したという。
・
神「再解剖の可能性があります。
その為には外務省ルートからの根回しが必要です。
事情を説明して、急ぐよう伝えて下さい」
電話を終えて、神倉はグッと親指を立てた。
そんな神倉にいつもの笑顔が返された。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (8月21日 20時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 私も続きが気になります(＞＜)面白くて一気読みしました！くっつくの楽しみにしてます！！ (2018年9月12日 21時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
チコ(プロフ) - Yuriさん» ありがとうございます！はい、只今下書き中です！ただ、まだ時間がかかると思われます…すみませんm(_ _)m (2018年9月10日 6時) (レス) id: 28285d67bb (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいていました！主人公ちゃんが帰ってきた時の話を読みたいです！！ご検討いただけますか？ (2018年9月9日 21時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
チコ(プロフ) - いつさん» コメントありがとうございます！ありますよね、突然。分かります(笑) 1話1話がまぁまぁ長いので一気読みは大変だったと思いますが…嬉しいです、ありがとうございました！ (2018年9月9日 6時) (レス) id: 28285d67bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チコ | 作成日時：2018年9月6日 19時
