philosophical 10 ページ12
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久部くん。
彼に呼びかけた神倉の声には、
色々な感情が混ざっていた。
神「久部くんが、週刊ジャーナルと通じてるんですね？」
あぁ、遂にバレた。
Aは見てられないとパソコンに集中する。
夕「いや、所長ないない。ないですって。
だって六郎ですよ、ヘッポコ六郎…
違うよね？違うでしょ？
嘘だよね？」
ミ「東海林！」
堪らず声をあげたミコトも、気付いていた。
夕「いや、だって…」
六「すいません。
すいません、言えなくて」
夕「どういうこと？いつから？
黙ってちゃ分かんない！！」
夕子の悲痛な叫びに、Aは肩を揺らした。
ソファーで本を読んでいた中堂が立ち上がり、
Aの腕を引いて、自分の隣に座らせる。
六「ここでバイト募集してるって、編集部の人に…」
夕「最初から！？
ありえない、信じらんない！！」
六「辞めたんです。ちゃんと辞めて…
辞めて、辞めてUDIで…
夕「ずっと、うちらに嘘ついてた…？」
働きたいって、だから！」
夕「あんた、最悪！」
もう、ミコトは止めなかった。止められなかった。
それもそう、六郎と1番仲良しだったのは
紛れもなく夕子だ…。
系「菌の話は？
話したのか、宍戸に」
六「宍戸さんが犯人だと思って問い詰めたんです。
その時言って…たぶん それが高瀬に…
少しでも役に立てたらと…」
系「役に立ったな。
おかげで高瀬は逃げおおせる」
矢「系さん、」
中堂を制止したものの、今にも泣きそうなA。
六郎は顔を歪める。
六「ごめんなさい。
中堂さんが、ずっと追ってた犯人なのに。
Aさん、いつも優しく見守ってくれてたのに。
東海林さん、ずっと信用してくれてたのに。
UDIを神倉さんが守ってきたの、ずっと知ってたのに。
ミコトさんが、沢山…沢山助けてくれたのに。
ご迷惑をおかけして、
本当にすみませんでした」
深々と頭を下げた六郎に、Aは一粒の涙を零した。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (8月21日 20時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 私も続きが気になります(＞＜)面白くて一気読みしました！くっつくの楽しみにしてます！！ (2018年9月12日 21時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
チコ(プロフ) - Yuriさん» ありがとうございます！はい、只今下書き中です！ただ、まだ時間がかかると思われます…すみませんm(_ _)m (2018年9月10日 6時) (レス) id: 28285d67bb (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいていました！主人公ちゃんが帰ってきた時の話を読みたいです！！ご検討いただけますか？ (2018年9月9日 21時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
チコ(プロフ) - いつさん» コメントありがとうございます！ありますよね、突然。分かります(笑) 1話1話がまぁまぁ長いので一気読みは大変だったと思いますが…嬉しいです、ありがとうございました！ (2018年9月9日 6時) (レス) id: 28285d67bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チコ | 作成日時：2018年9月6日 19時
