現実編、１ ページ16
ここから1人ずつのリアルを掘り下げていきます！
段々と闇深くなってくんでご注意。
※Aはありません。
ちなみに本名も出てきますよ。
＊＊＊
雪菜side
「由佳ー！」
「わ、美希ぃ！いったいんですけどぉ！」
私は美希にぶつかられた肩をさすりながら目の前にいた瑠璃におどけてみせた。
周囲はケラケラと私を見て笑っている。
「そういえばこの前Aにあったんだっけ？
どうだった？」
さりげなーく聞いてみると、瑠璃と美希が顔を合わせて呆れ笑いの表情をしている。
もしかして、地雷踏んだ･･･？
「なんかねー髪染めたくせに前髪長いし陰キャっぽくてキモかったんだよね。」
私に向けられる2人の視線には、マイナスな色はなかった
静かにホッと息を吐く。
「あっ、ごめーん先生に呼ばれてんの忘れてたー！
怒られたくないし行くねー、あとでねー！」
そんな自分が気持ち悪くて嘘をついて独りになった。
本当は私は美希達ほど成績は悪くない。
だから、今の呼ばれたのだって嘘。
「あーあ、騙してばっかだな。」
誰もいない図書館で呟いた。
去年の今は、Aと2人だったのに。
美希達と絡むのは正直疲れるのに、
プリクラとって『うちら大親友！』なんて落書きして
Aがいなきゃ私はダメなのに、
自分もハブられないように嫌ってるふりをして
それに、
Aがクロネコだって知ってるのにずっと“雪菜”として他人のふりをして。
一回個人で通話した時にクロネコから
『知り合いに雪菜とそっくりの声の人がいる』
って言われてショックだった反面、嬉しかった。
誰よりもAのことを褒めて、頼りにしたのに
私は“友達”じゃなくて“知り合い”なんだ。
分かってるよ、Aは現実の人間を友達って言わないことぐらい。
でも、私ずっとそばにいたのに。
でも他人に興味のないAが私の声を覚えててくれた。
それだけで喜びを感じるなんて、おかしいってさすがに自覚してる。
だけど私はAが私を
その感情が憧れなのか、友達としての感情なのか、
それとも別の感情なのか私は知らない。
けど、雪菜としての自分をクロネコは必要としていて、
“僕”はどちらの存在も必要としている。
それだけだ。
＊＊＊
まさかの雪菜の正体は由佳でした！
一人称がリアルだと私になってますね。
次はりるです！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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まっしゅどぽてと(プロフ) - 雪兎さん» コメントありがとうございます！人気ジャンル書いた方が手っ取り早く上位なれますもんね仕方ない。あと自傷はもう懲り懲りなのでお1人でどうぞ(自業自得) (2023年2月26日 18時) (
レス) @page35 id: 5c8ee76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - 俺占ツクのやつ大体同じパターンだからそこまで気に入って無いんですけど、こういうのは好きです。鬱作品は素晴らしいですね。疲れたら一緒にリ,スカでも…(うわ俺キッッショ…) (2023年2月19日 1時) (レス) @page39 id: d89776f955 (このIDを非表示/違反報告)
まっしゅどぽてと(プロフ) - そらさん» 把握感謝です(?)だいぶ長いですが、気長に待っていただけると幸いです･･･。 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5c8ee76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
そら - 把握です( ˙-˙ )さみしいですが、更新待ってます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page35 id: 9fac198113 (このIDを非表示/違反報告)
まっしゅどぽてと(プロフ) - 小雲そらさん» コメントありがとうございます！お褒めいただき光栄です✨亀更新ですが頑張ります･･･。 (2022年12月20日 6時) (レス) id: 5c8ee76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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