イタズラ (ページ3)

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車で1時間街から少し離れた小高い木の覆い茂った丘にある大きな一軒家。門から家まで5分。

紫「でか。なにここ？」

滝沢「ジャニーズ事務所所有の合宿所の1つ。もう、照と宮舘、阿部は来てるはず。」

橙「他は？」

滝沢「ラウールは夏休みだけ」

紫「悪い顔だ～」

滝沢「はい、到着。じゃ、詳しくは照に聞いて。後で揃ったら説明するから」

紫「待って、さっき説明するって・・」

滝沢「まだ行くとこがある！」

2人を下ろすとまた帰って行ってしまった。
なにがなんやらわからないし説明もないし。

とりあえずインターフォンを押すと、照が出た。

黄「はい」

紫「俺、ふっか」

黄「は～？」

紫「いいから、開けて」

ガチャリ

玄関入ると3人がお出迎え。そして固まっている。俺達でさえ現実味がなさ過ぎて何が何だかなのに、全く説明されてない3人が俺の女子の姿を見て、深澤だっつって誰が信じるんだよ・・

橙「そうなりますよね」

緑「そのイントネーション。もしかして康二？」

橙「正解です。万能調味料こと塩麹より向井康二、女子になりました。てへっ」

赤「いや、意味分かんないから」

紫「とりあえず中、入れて」

リビングであろうソファーがテレビを囲うようにある部屋に座り、舘さんがキッチンでお茶を入れる。他のメンバーは椅子にソファーに腰かけると、照と阿部は女の子になっている康二と俺を眺めている。

橙「そんな見んといて。恥ずかしいやん」

黄「見るでしょ。どうなってんの？」

紫「滝沢君のせいなんだよ。事務所に呼ばれて「はいこれ～飲んで」って何も言われないまま飲んだらこの現状」

黄「警戒しろよ！あの人面白いこと好きなんだから！でも2人ともなんとなくは面影あるけど、別人。特にふっか。可愛い過ぎん？」

緑「康二は可愛いけど、ふっかは、ふっかでしかないよ。でも、可愛いは可愛い」

黄「康二の可愛いは、動き含めて可愛いけど」

橙「そんな可愛い連呼しんといて。急に恥ずかしさがアップすっるやん」

顔を真っ赤にして膨れっ面の康二。こういうのをあざといって言うんだろうな～俺って可愛いの？いや、可愛いだろうけど・・どうなの？