おひめさまは。 ページ30
待つこと30分くらい。
もちろんネットでいくらでも時間潰せる系大学生なので
30分くらい心配ご無用。
ホールの控室から続々と高校生が出てくる。
なんとなく気まずくなって、二階の階段へと隠れる。
おそらく最後に出て行きそうなメガネのまじめちゃん？がロビーを出た。
……あれ？りく君は？
もう公民館でちゃったってことはないだろう。
りく君とすれ違いにならないように探してはいたのだが。
おそるおそる階段を降りていく。
……階段下に、衣装のままのりく君。
りく「Aさん。」
いつものりく君スマイルとは違う、それこそ、王子様みたいな微笑み。
きっと大袈裟じゃなく、みんな思うだろう。
あなた「は……はい。」
私が驚いたように返事をすると、いつものりく君スマイルになって、
もう一度、
りく「Aさん。」
と、私の名前を呼んだ。
階段の踊り場で立ち尽くす私。
ゆっくりと、階段を登るりく君。
それはまるで、さっき見た劇のワンシーンみたいで。
私はさらに、何も言えなくなってしまうのだ。
りく「今日の劇は、結衣がお姫様だったけど。」
結衣、というのは今日のシンデレラ役の子だろう。
一瞬の間があって、りく君と目が合う。
りく君は、私の目を見て、
りく「おれのおひめさまは、Aさんですからね」
と笑った。
あなた「私には、ガラスの靴もかぼちゃの馬車も、綺麗なドレスだってないよ。
ただの、大学生。」
りく「Aさんは、それでいいんですよ。」
なんだか。
すこしだけ、言いたいことが言えたような。
言いたいことを、入ってもらえた気がする。
りく「と、いうか…。」
ﾎﾞｿｯ『Aさんがいいんですよ。』
あなた「…ん？」
りく「いや、なんでもないです。笑笑」
そう笑ったりく君が、少し残念そうだったのはなんでだろう。
……………………………….キリトリセン………………………………….
よーしやっと終わった〜！！
あ、もちろん本編？は続きますよ？？
また、毎週月曜日、楽しみにしてくれると嬉しいです(*´∀｀*)
うーっっむ……そろそろ本編も区切りつけていきたいんですよねー。
あ、でも、ストーリーは終わりっぽくなっても、
不定期更新短編枠で続けようとは思ってるのですが((
まぁ、他のも始めたいですし、アバンティーズの番外編もあるのでね。
考え中、ってかんじですね〜
((コメント！！じゃんじゃんお待ちしてます笑笑笑笑笑笑
なんか、そんなに私気難しく見えるのかな。。？
ふっ、フレンドリーですよー！
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亜緒(プロフ) - パオーンさん» コメントありがとうございます!!!!復帰後初のコメントに暖かいお言葉、嬉しいです……時間があれば、短めのを月曜前に更新できたらなと考えておりますので、よかったら読んでやってください！頑張ります！(2000字って難しいですね!!!!) (2019年8月14日 13時) (
レス) id: d418bc9a04 (このIDを非表示/違反報告)
パオーン - 続きがきになる。なんでこんないいとこで止まってるの！頑張ってくださいね！！ (2019年8月13日 16時) (レス) id: 89a24efd2c (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ヨルさん» このお話を好きだと言ってくださってありがとうございます。今更な感じもしますが、更新再開しようと思っていますので、よかったら読んでやってください……長い期間放置していてすみませんでした……。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 8ada1824cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - このお話好きなので、何度か読み返させていただいているのですが…もう更新は無いのですかね？？ぜひ続きか読みたいと思っています。 (2018年11月29日 8時) (レス) id: 3ffb832df0 (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ななさん» わぁぁぁああありがとうございます,,,！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！がんばって回復しますね！( ；∀；) (2017年12月27日 9時) (レス) id: 411e660ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜緒 | 作成日時：2017年7月8日 19時
