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このままじゃどちらにせようさぎちゃんを助けられない…。

悔しがる私を前に、星海坊主は巻き込むまいと私達に帰れと言った。

本人はうさぎちゃんと心中する気らしい。

諦めモードの星海坊主だが、この男は諦めちゃいなかった。


「5分だ。5分だけ稼いでくれ。」

「俺の言うことは信じてくれとは言わねェ。

だが、神楽のことは信じてやってくれよ。」


坂田はそう言って核に飲み込まれていく。

「お前、何を……」

呆気にとられる星海坊主に私は声をかけた。

「5分稼ぐよ。」

星海坊主は私の言葉に少し驚いた。

「アイツにかける価値はあるぜ、私が保証するよ。

おとーさん。」

私はちょっと笑って刀に手をかけた。




賭けようと言ったは良いもののどうやって時間を稼ぐか、と頭を悩ませる。

話したところでおっちゃんは聞いてくれるか、どうだろう。

良い解決策が見つからないとむしゃくしゃしていると、背後から名前を呼ばれた。

「Aさん!!」

「メガネ君?」

振り返ると、そこにはメガネ君と定春と……央国星の皇子?

一体何をするんだ、と見つめていると

「貴様らァァ!このオッサンが目に入らねーかァァ!」

「今撃ったらもれなく央国星皇子ハタ様も爆死するぞォォ!!もれなく国際問題だぞォォ!!」

叫んだ。

「メガネ君お前頭いいね!」

国際問題に発展することをおっちゃんが恐れて少しは時間稼ぎになれば良いが…大丈夫だよね!(フラグ)

なんて思っていると。

宇宙船の大砲に光が集まってゆく。

「…アレなんか…撃とうとしてない?」

「嘘だろオイ皇子だよ仮にも皇子だよ」

「まずいぞこのままじゃ皆で心中することになる」

「ヤバいってこれ早く逃げ…」

皆口々に焦りの言葉を口にする。

どうする坂田。

あの大砲撃たれたら終わりだぞ、ちゃんと戻ってくるんだろーな。

私の不安がいよいよピークに達したとき、










「それ私の酢こんぶネェェェ!!」










うさぎちゃんが坂田を殴って核から飛び出した。

「ったく、食い意地が張ったガキだよ。親の顔が見てみてーなオイ。」

坂田はそう言って不敵に笑ってみせた。

片腕負傷の男たちはニヤリと笑いあい、

「行くぜェェェ!お父さん!!」

「誰がお父さんだ!!」

もう片方に武器を持って果敢にえいりあんに斬りかかった。

よっしゃこれでどうにかなるかも知れん!と希望を抱いたとき、頭上からキュイィィンという音が聞こえる。











あ。

大砲のこと忘れてた。

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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時

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