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辺りが晴れるくらいまで斬ったとき、空に見えたのは宇宙船。

今更増援か、もっと早く来いやと思ったが来ないよりはマシである。

やっと一息つける程まで倒したが、何しろこの少人数。

無傷というわけにもいかず、坂田は先程の奮闘で左手を、私は右足を怪我していた。

そんな私達を見かねてか、星海坊主は「帰れ」と勧めた。

「悪いこたァ言わねー、帰れ。死ぬぞ。」

「帰りてーけどどっから帰りゃいいんだ?非常口も見当たらねーぞ」

「私は自分の仕事終えるまでこっから動けねー。ちゃんとうさぎちゃん救い出してから帰るわ。」

星海坊主は坂田の態度を訝しく思ったらしく、直球に聞いた。

「…てめーの腹が読めねー。神楽を突き放しておきながら、何でここにいる。何でここまでやる?」

「俺が聞きてーくらいだよ。なんでこんな所に来ちまったかな俺ァ。」

「お前…」

坂田は勝ち気な目をして木刀を肩に構えた。

「安心しなァ。あんなうるせーガキ連れ戻そうなんてハラはねー。もちろん死ぬつもりもねェ。

だが…

あいつを死なせるつもりもねーよ」

星海坊主は坂田を見て笑った。

「面白ェ。面白ェよお前。神楽が気に入るのもわかった気がする。

だが腕一本で何ができるよ?」

「アンタも一本だろ」

私達は互いに構え、再び斬りかかる。


「いやいや」

「合わせりゃ2本だ」




「ねぇ私足片方負傷中なんだけど。私は足一本なんだけど。」

「大丈夫だろAなら。気合で乗り切れお前ならイケるイケる」

「イケねーわ殺すぞ」






えいりあんを再び斬りまくり、辺りが焼け野原となったとき、えいりあんの核が姿を表した。

星海坊主いわく、核を潰せばどうにかなるらしい。

が、その中心に見えたのは気を失ったうさぎちゃん。

うさぎちゃんはそのままズブズブと核に飲み込まれてしまった。

「オイ!飲み込まれちまったぜ!どういうこった!?」

「ヤ、ヤバい……」

星海坊主は膝をついた。何事かと思うと、うさぎちゃんが核に取り込まれてしまったことにより、核を潰すと中にいるうさぎちゃんも死んでしまうらしい。

四方八方塞がりかと考え込んでしまったとき、さらに追い打ちをかける声が空から響いた。

「えっえー、ターミナル周辺に留まっている民間人に告ぐ!ただちにターミナルを離れなさい。今からえいりあんに一斉放射を仕掛ける。ただちにターミナルを離れなさい!」

「おっちゃん!」

「なっなんだと…………」

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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時

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