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「赤い着物の女か、確かそんな怪談ありましたね…」
メガネ君は寺子屋に通っていた頃、似たような話を聞いたらしい。
彼がその話を語りだしたとき、
局長サンの悲鳴が屯所にこだました。
「A〜、チャックに皮が挟まったアル。」
トイレに駆けつけると、そこには局長サンのトイレについていったらしいうさぎちゃん。
何かあったのかと聞くと、局長サンがチャックに皮を挟めたらしい(?)。
てかココ男子トイレだよね?私入って大丈夫?
緊急事態だしうさぎちゃん入ってるし、まァいっか。
土方クンは「どけ!」と局長サンの入った個室のドアを蹴飛ばすと、
「なんでそーなるの?」
局長サンは見事に便座に頭を突っ込んでいた。
気絶した局長サンを寝かせると、これまでに寝込んだ隊士たちと同じ様に「赤い着物の女が…」と魘されている。
「やっぱり幽霊ですか」
メガネ君の言うとおり幽霊が原因?いやそんなバカな…。
「あ〜?俺ァなァ、幽霊なんて非科学的なモンは信じねェ。ムー大陸はあると信じてるがな」
坂田は鼻くそをほじり、うさぎちゃんの頭になすりつけると「アホらし、付き合いきれねーや。オイてめーら帰るぞ」と立ち上がり、メガネ君とうさぎちゃんの手を握った。
手を握った……?
「銀さん…なんですかコレ?」
やっぱそうなるよなァ、その手何やねん。
「なんだコラ。てめーらが怖いだろーと思って気ィ使ってやってんだろーが」
「銀ちゃん、手ェ汗ばんでて気持ち悪いアル」
そういえば坂田って昔から怖いもの嫌いだったような…
坂田は強がってはいるが隠せていないその怖がりにS心に火をつけたのか、沖田クンは「あ!赤い着物の女!」と言って脅した。
すると坂田はガシャン!と音をたてて押入れに一直線に飛び込んでいった。
…え?今ここに新幹線通った??
メガネ君とうさぎちゃんは坂田にすっかり呆れたようだった。
「…何やってんスか銀さん?」
「いやあの、ムー大陸の入口が…」
もう言い訳が見苦しいよ。
ムー大陸がそんなところにあったら誰も発見に苦労しねーわ。
沖田クンは坂田の様子に怖がりだと気づいたらしい。
「旦那、アンタもしかして幽霊が…」「なんだよ」とやり取りしていたが、もう誤魔化せないぞ坂田銀時。
沖田クンは面白がって土方クンに報告しようとするが、土方クンの姿はそこにはない。
あれ?土方クンどこ行った?
土方クンはどこか、と部屋を探していると背後からガタガタと鈍い音が聞こえた。
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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時