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「ヘタに動けば真選組(ウチ)も潰されかねないんでね。これだから組織ってのは面倒でいけねェ。自由なアンタが羨ましーや」

沖田クンと坂田は真剣な目で向き合った。


「…………言っとくがな、俺ァてめーらのために働くなんざ御免だぜ」


「おかしーな、アンタと俺は同種だと思ってやしたぜ。こういうもんは虫酸が走るほど嫌いなタチだと………」


沖田クンは「鬼道丸を探れ」とものの見事に坂田をけしかけてみせた。

「心配いりませんよ。これァ俺の個人的な頼みで真選組は関わっちゃいねー。ここの所在は俺とAさんしか知らねーんでさァ。

だからどーかこのことは、近藤さんや土方さんには内密に………」

沖田クンは悪戯っぽく坂田に笑った。



さあて、ここは大人しく坂田に任せて私達は別行動…と考えていると、「オイ」と坂田から声がかかる。

「てめーは管理官だろ。こんなことしてていーのか」

私はちょっと笑った。

「私は今、沖田クンの協力者だからな。どうにかなんだろ。それに、」

私は沖田クンと共に坂田達に背を向けた。

「煉獄関には、少し因縁があってね。」




荒れ果てた町外れ、沖田クンと私は煉獄関に出入りしていた人を拷問するも有力な情報は得られないでいた。

「なかなか敵さんも尻尾をださねーな。ザコをやったところで何も出てこねーや」

「口が固ェのか何も知らされてないのか…おそらく後者だろうが、余りに情報が少なすぎる。これはどうしたもんかな。」

積み上がった気絶した人々の上であぐらをかいた沖田クンが「しかしちと暴れすぎたかな」と溢したとき、



「オフの日まで仕事とはご苦労だな」



背後から聞き覚えのある声がかかった。沖田クンはげっ、と声を漏らす。



「芹沢はともかく、お前がそんなに働き者だとは知らなかったよ………」



非番で着流しや袴など、私服の私達とは違って制服を着た勤務中の土方クンが、そこにいた。







「まあまあ、遠慮せずに食べなさいよ」

ファミレス、土方クンは煙を吐き出しながら坂田に勧めた。

「……何コレ?」

「旦那すまねェ、全部バレちゃいやした。」

坂田の視線の先にあるのは…

「いやいやそうじゃなくて。何コレ?マヨネーズに恨みでもあんの?」

カツ丼にマヨネーズがもりもりと乗った……

「カツ丼土方スペシャルだ。」

ゲテモノ料理。

たちまち辺りに酸っぱい匂いが漂った。





だから私酸っぱいのキライなんだって言ってるでしょーが。

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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時

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