今日も君をPick Me Up

【第11話】人気者 ページ12

後藤威尊side



駿静｢A〜｣




柾哉｢Aちゃん！｣




将吾｢Aさん、あの…｣




匠海｢Aちゃん、また会ったな！笑｣





あーーーーーーー




Aちゃん人気すぎやろ！！！





いや、いいんやで！


人気やと愛されてるんやな〜ってなるから。



でも、なんか



嫌やわ。




｢後藤くん、顔なんか怖いよ？｣



少し不安そうに顔を覗き込むAちゃん。




そうゆう顔もめっちゃ可愛いわ。




威尊｢Aちゃんって人気者やな｣


｢えっ？そうかな…？｣




自覚なしってこわ。




｢でも、入学して最初は


友達とかできるか不安だったけど



クラスを超えて、色んな人と仲良くなれて



今は幸せだな〜｣





威尊｢そっか、、、｣




幸せならいいよ。



なんて、そんな綺麗な言葉


俺には言われへんな。




｢もちろん、そこに後藤くんとも出会えたから





幸せだよ！｣





なんなんそれ。





反則やろ。




威尊｢なぁ、Aちゃん？｣



｢ん？｣









威尊｢今日は誰に呼ばれても



そこに行かずに






ずっと俺と一緒におらん？？？｣




｢え？｣





どうゆう意味？



そう戸惑うAちゃん。





そうゆうのも可愛いわ




威尊｢くくく、うそうそ。冗談やで。笑｣



｢えっ？えー？笑｣





色々と表情が変わる彼女が



あまりにも愛おしい。





威尊｢でも









いつかは、独り占めさせてな？｣

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