ベタ３１ ページ31
何か、思い出してはいけない事を思い出してしまった気がした。
「うっ、」
それは......
あの告白の日の事だった。
「A。ちょっといい？」
とても嬉しかった。
しかし、さやの顔色が気になった。
案の定、さやの顔は強張り、
少し睨みつけているようにも感じた。
「さやっ、ちょっとごめんね。」
「あ、うん！全然問題ないよー」
周りには分からない位の小さな変化だか、
私には分かった。
とても淋しいそうな、そんな顔をしていた。
予想していた事は当たった。
「俺、Aの事が好き。付き合って欲しい。」
一瞬、嬉しかったような気がした。
「ごめんなさい」
口から出た言葉はそれしかなかった。
嬉しかった事はすぐに揉み消され、罪悪感に襲われた。
沈黙がしばらくしてから、
「じゃあねっ、」
耐えられなくなり、
逃げ出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青春ねこ３号(プロフ) - 青空透虹さん» おぉ！ありがとうございます！ナイスな題名ですね！早速採用させてもらいます (2016年12月20日 18時) (
レス) id: b45d3aebce (このIDを非表示/違反報告)
青空透虹(プロフ) - 題名「妄想少女の私がベタな恋愛をしたら」はどうでしょうか？ (2016年12月18日 22時) (レス) id: 953fd548b6 (このIDを非表示/違反報告)
青春ねこ３号(プロフ) - 弱井さん» まさかの夢落ち！？デスネ(^-^)続き頑張ります☆ (2016年9月4日 11時) (レス) id: b45d3aebce (このIDを非表示/違反報告)
青春ねこ３号(プロフ) - さーちゃん×☆さん» ありがとうございます！！｢面白かったです｣脳内でエコーしてますmm続き楽しみにしてください☆（変な自信） (2016年9月4日 11時) (レス) id: b45d3aebce (このIDを非表示/違反報告)
弱井(プロフ) - もぉぉぉお、続きが気になりまっせぇぇえ！？(( (2016年9月3日 21時) (レス) id: 156be97d0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：バジリンゴ？ | 作成日時：2015年7月8日 20時
