作者達が迷い込む町 6【小説】

迷子の迷子の15歳 東雲 祀 ページ28

彷徨い始めて早20分！
そう、歩いてるんじゃないの。彷徨ってるの。てことは分かるよね？ 察せるよね？

「俺方向音痴なの忘れてたぁぁぁ!!」

「あはは……」

クラハ君にも呆れられる始末だよ……とほほ。
何か変な森の中来ちゃったし……まぁ、暗いのが怖いボクは懐中電灯持ってるから平気だけどね！

って、あれ……？ 人がいる？ こんな夜の森の中にいるなんて、怖くないのかなぁ？
狙撃銃みたいなやつのスコープを覗いてるお兄さん。知らない人に話し掛けるのは怖いけど、それ以上にこの状況を楽しんじゃってるんだなぁ、ボク。

「お兄さん、何してるの？」

後ろから声を掛けてみると、結構大げさに驚かれちゃった！ 悪いことしたかなぁ？

「ごめんね！ 怪しい奴じゃないんだよ？ 私は東雲祀！ この町に来たばっかりなんだ。見たところ君も迷い込んだ人でしょ？ 一緒に行かない？」

「僕はクラハ。祀の能力で生み出された者だよ。危害を加えるつもりはないからね」

後ろに控えるみたいに立ってたクラハ君にも自己紹介してもらって、お兄さんの反応を窺う。 何か考えてるみたい……やっぱり迷惑だったかなぁ？
現実(向こう)じゃホントの友達なんていなかったから、こっちでならそういう相手を作れるようになるんじゃないかなって、思ったんだけどなぁ。



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ドルバロムさん登場させました！

おかしな所とかあったら修正お願いします！(＞人＜;)

俺は俺だぜ☆　北斗→←プライバシーなんて無い。【ドルバロム】

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