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凛side

男「俺、買い物行ってくるからじっとしててよ?」

凛「…」

男「返事は?」

言い方にイラっとしたけど、今反抗すると危ない…か
ドアは鍵がかかってる…窓もない
地下っぽい…

このストーカー男を利用するしかなさそうね

凛「あなたはなんで拓海さんに従うんですか?」

男「君に会わせてくれたんだ、拓海さんは___それの恩返しだよ」

凛「じゃぁ、私に会えればあなたは私に従う?」

男「え?」

どうにかして、ここから出ないといけない
どうせ、あの人は私の行った通りになんてしないんだから

凛「私をここから出してほしい」

男「そんなことしたら…」

凛「あなたがもし逃がしてくれたら、いいものあげる…でももし、あなたがこのまま拓海さんに従うなら警察に突き出すし、私はあなたのことを一生許さない」

語尾を強めにそういえば、男は考え込んだ
これで折れてくれると嬉しいんだけど…

男「…いいものって何?」

凛「何がほしい?」

男「じゃ、じゃぁ!サインしてっ、この帽子に」

凛「それでいいんですか?」

男「本当言うと、持ってるもの全部にしてほしいけど」

凛「ペン貸してください」

これくらいなら、普通にやるんだけどな…
それでここから出れるなら

男「俺、ずっと好きだから…凛ちゃんのこと、本当は傷つけたくないんだけど会いたくて…」

凛「まぁ急に襲われると色々困りますけど、別に大丈夫ですよ?普通にファンなら」

男「本当、ごめん」

この人はそそのかれなければ、別に極悪人ではないはず

男「行こう」

凛「私が無理やり出て行った程にしますし、ご心配なく」

男「そんな…いいよ、俺もついていく」

凛「私はアイドルで今は行方不明者、男の人と2人で歩いてたら変な噂流れるじゃないですか」

ただでさえ迷惑かけてるんだから、これ以上面倒なこと起きないようにしないと
…奈々未達、大丈夫かな

ストーカー男と地下室から出ると、そこは見覚えのある部屋だった
まだ“家族”で住んでた時の私の家
てことは…ここ福岡か
…遠いな

まぁ、なんの思い入れもないけど
嫌な思い出ばっかりだし

男「気をつけてね?」

玄関の前で、そう言われた
誘拐犯にそんなこと言われるってある意味レアじゃない?

凛「次の握手会、来てくださいね?ちゃんとファンとして」

男「うん、いくよ絶対」

家と男に別れを告げて、歩き出した
見つからないようにしないと…

ー→←ー



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koharun29(プロフ) - 凛さん» そうだったんですね!全然大丈夫ですよ!!凛さんのペースで!!更新される新しい話楽しみにしてます!!! (2017年11月20日 18時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - koharun29さん» 全然更新しなくてすいませんっ (2017年11月19日 22時) (レス) id: 96d50b5653 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 公開せずに更新してるからかもです…書き直して更新して…消して…とかやってるので (2017年11月19日 22時) (レス) id: 96d50b5653 (このIDを非表示/違反報告)
koharun29(プロフ) - 更新された順のところには1番上に出て来るのですが実際は前回読んだところから変わってなくて、、、こちらの不具合でしょうか?( ; ; ) (2017年11月19日 21時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:goo___** | 作成日時:2017年10月31日 1時

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