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時雨side


怖い


そう思ったのはいつぶりだろう


男「こんなところで1人でいるなんてなぁ」

男「ねぇ、何してたの?」

レッスン終わりに
ストーカーに襲わせる場所の偵察をしてて
まさか自分が絡まれるなんてね

時「あの、やめてください」

がっしり掴まれた腕が、私の力で振り払えるはずも無くて
逃げる事なんてできない…

男「君もしかして、乃木坂の子?」

男「え、まじ?じゃぁさ、凛ちゃんの電話番号とか知ってたりするの?」

こんな時まで…あの人か…

男「教えてよ、教えてくれたら離してあげるからさ」

いつもあんなに憎んでるはずなのに
なぜかそれはできなかった…

男「早くしろよっ!」

『バンッ』

殴られそうになって、もう終わったと思ったけど
吹っ飛んだのは男の方だ

凛「やめてくれませんか?うちのメンバーの子に手出すの」

奈「ちょっ…凛っ」

男を蹴り飛ばしたのは、私の嫌いなあの人だった
…その瞬間に安心してしまった、自分に驚く

凛「奈々未、時雨ちゃんよろしく」

奈「…え?…」

凛「ほら、いいから」

追いかけてくる人もいなくて
橋本さんと一緒になんとか逃げられたものの…

時「あのっ、大丈夫なんですか?…あの人」

奈「知らないよ…なんか、急に警察電話して飛んで行っちゃっただけだし」

…私のために…?

警「ほらっ、歩けっ」

そんなことを考えていたら、さっきの人たちが警察官に抱え込まれて出てきた
その人たちの後から、見慣れた顔が出てくる

…よかった

凛「私、通りかかっただけなんで…」

奈「凛っ」

凛「大丈夫、大丈夫……」

顔に少し擦り傷があったのを見て、少し…ほんの少しだけ、申し訳無く思った
橋本さん…相当、この人の事好きなんだろう
…全部、計画棒に振ったし

凛「時雨ちゃん」

『パンッ』

頰を叩かれて、驚いた
だって、そんなことする人じゃないし…

凛「ばかなの?こんな夜に、時雨ちゃんみたいなのが歩いてたらナンパもしたくなるでしょうね」

時「…」

凛「何してたのか知らないけど、もっと時間とか考えてよ?…もう、たまたま私ら居たからよかったけど…時雨ちゃん、アイドルだし気をつけてね」

不思議と痛くない頰
…これがこの人の優しさか…

時「なんで私のためにそんなことするんですか?」

凛「なんでって、メンバーだから…まぁ、私が世話焼きなだけだけど…」

そう言って、結局家まで送ってもらった…

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koharun29(プロフ) - 凛さん» そうだったんですね!全然大丈夫ですよ!!凛さんのペースで!!更新される新しい話楽しみにしてます!!! (2017年11月20日 18時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - koharun29さん» 全然更新しなくてすいませんっ (2017年11月19日 22時) (レス) id: 96d50b5653 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 公開せずに更新してるからかもです…書き直して更新して…消して…とかやってるので (2017年11月19日 22時) (レス) id: 96d50b5653 (このIDを非表示/違反報告)
koharun29(プロフ) - 更新された順のところには1番上に出て来るのですが実際は前回読んだところから変わってなくて、、、こちらの不具合でしょうか?( ; ; ) (2017年11月19日 21時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:goo___** | 作成日時:2017年10月31日 1時

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