乃木坂の本当のキャプテンは…4

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奈々未side


奈「なんで…」

凛「前から考えてたことだから」


凛の話は突然すぎて、全然ついていけない
…大事なことも全部自分で決めちゃうし


奈「まだ2期生入ってきたばっかりだよ？」

凛「だからこそっていうか…代替えも必要かなって」

…卒業…だなんて

凛「まだ奈々未にしか言ってないから、そんなすぐじゃないと思うけど…」

奈「…やめないで」

凛「だから、すぐじゃないって…」

奈「すぐじゃなくても…やめないで…凛」

私はいつのまにか、駄々っ子みたいに凛を引きてめてた
前の私なら、多分すぐ納得してしまっただろうけど

凛「ごめんね、奈々未…もう決めたことだからさ」

奈「…やだ」

凛はあえて私が言ったことに気づかないように話していた
笑いながら、私の方を見ずに…

凛「もしかしたら、1年後くらいになっちゃうかもだけど…マネージャー説得しないといけないし」

奈「…なんでなの？」

凛「…奈々未にもじきに分かるよ」

小さくなったその返答を聞き返す間も無く凛は私の前から消えて
…他のメンバーのところに逃げたのか

奈「ひどい…」

白「ど、どうしたの…？」

私がぶつぶつ言ってたのが、聞こえたみたいで
しーちゃんが心配そうに顔を覗き込んできた

白「大丈夫？…」

奈「うん」

私にしか言ってないって言ってたし…
しーちゃんには言えない…


奈「はぁ…」

白「…大丈夫じゃないでしょ…」

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