love my wife …28 ページ31
ハイネside
リヒト王子がAに謝った後、私は
ハ「…では、失礼します。」
貴「しっ失礼しました!」
と言って、Aと一緒に部屋を出た。
ー廊下ー
…ムスッ
リヒト王子の部屋に行って、何をしていたのですか。
…心配した…。←
すると、急に自分の手に何かが触れた。
ハ「…!?」
手を見ると、Aが私の手を握り締めていた。
ハ「…どうしたのです。」
貴「…ハイネ、怒った?」
ハ「えっ…?」
突然、Aにそう言われた。
貴「私がリヒト王子の部屋に行ったこと…。」
不安そうに私の顔を覗き込むAの目が潤んでいた。
それに、手も少し震えている。
…怖がらせてしまいましたか?
私はそんなつもりはないですよ
ハ「そんなことないですよ、A」
ハ「…少し、心配しただけです。」
そう言って私は体制を変え、Aを抱き締めた。
貴「しっ、ししし心配って…っ/////////」
急に抱き締めたせいかアタフタするA。
ハ「…リヒト王子は町の女性を招いてお遊びすることがよくあります。そんな女性方と何をしているのかは知りませんが」
ハ「年下の男の子でも、れっきとした男性なので私の大切なAに何するか心配で…」
14歳でも本気を出せばAの力じゃ勝てないかもしれない。
貴「…ありがとう、ハイネ。」
ハ「え?」
私の腕の中で呟くA。
貴「私、ハイネに心配されて嬉しいよ。(ニコッ」
…っ///
でもね、とAは続ける。
貴「1つハイネに謝らないといけないことがあって…」
ハ「謝らないといけないこと?」
貴「…人生初のお姫様抱っこ…。リヒト王子にされちゃいました…。」
しゅんとしているのがわかる位落ち込んだ様子。
ハ「………え。」←
貴「ごめんなさい…」
ハ「…謝らなくていいですよ、そんなこと。」
貴「!?」
ハ「…初めての抱っこをしてあげられなかったのは残念でしたが、これから沢山します。気にしないでください。」
貴「…本当?」
ハ「もちろんですよ。」
貴「…嬉しい///」
ふふ、と笑うAの顔を見て私も自然と笑顔さみがこぼれた。
ハ「では、部屋に戻りますか。」
貴「うん!」
そうして私達は自室に戻ることができた。
・
・
…はずだった。
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美優 - 凄く面白いです!?更新楽しみに待っています!?頑張ってください!! (2020年5月28日 4時) (レス) id: 4852b9bccc (このIDを非表示/違反報告)
ハイネが大好きな人 - もう更新されないんですか?更新楽しみに待ってます。 (2020年5月13日 15時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
まぁこ(プロフ) - こんにちは! 更新されるの待ったました! 今月の30日からBSで一挙放送するみたいですよ。是非に♪ ハイネの小説の中で、この小説が一番好きです!胸キュンも多いし可愛いし可愛いし可愛い。笑 更新頑張ってください! (2018年12月20日 23時) (レス) id: 0fca2029db (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 奥さん可愛いです!!ハイネもカッコいいどす!普段は可愛いところもあり、時に男を見せられるのは惚れちゃいそうですね。早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2017年8月26日 4時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
桃月千璃 - 奥さん可愛い。ハイネかっこ可愛い。続き楽しみにしています。更新、頑張って下さい。(`・ω・´)ゞ (2017年8月20日 22時) (レス) id: c1fb54f25b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルイ x他1人 | 作成日時:2017年4月15日 22時