え！？あのハイネ先生に奥さんいたの！！？【王室教師ハイネ】

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貴方side





さっき、リヒト王子に恥ずかしい質問をされて、耐えられなくなって思わず叫んだ。



すると、突然ハイネが扉を開けて突撃してきた。




ハ「A！？」


貴「…！(ハイネっ…！)」




ハイネっ、ハイネハイネ！！！

私は思わず席を立ってハイネに飛びついた。



恥ずかしかった、怖かった…！


貴「…うぅ、ハイネぇ…っ////」

するとハイネは優しく受け止めて言った。

ハ「…どうしたのです、A。」


私は言葉にするのが恥ずかしくて、声がちっちゃくなっちゃったけど、ハイネはしっかり聞いてくれた。



貴「リヒト王子がっ…！////」



貴「恥ずかしい質問をしてきた…//」




するとハイネは、急に顔の形相をかえた。

今までに見たことが無い程物凄く怖い顔をした。





ﾌﾞﾁｯ





…え？ 今、ﾌﾞﾁｯって聞こえ…た？？



すると目の前から愛する旦那の体がなくなった。


あれ？



後ろを振り向くと、そこにはリヒト王子の顔面を飛び蹴りしているハイネがいた。



なぁーーにやってんだぁー！？←




リ「ゔっ！！！」


ハ「…くだらない事を私の大切な人にしないでいただけますか。リヒト王子。


…教育的指導です。」


他の成人男性よりかは一回り位小さな体型のハイネだが、今はとてもハイネの背中が大きく見えた。



リ「ごめんなさい〜っ！ただ純粋に健全な男の子の質問をしただけだって」

ハ「どこが純粋ですか。健全なのはまだしも。」


ぶーぶー言い合ってる2人。
なんか…可愛い(笑)

そんなやりとりを見ていたら、さっきまでの恥ずかしい気持ちがすっと消えた。

ハ「とにかく。これ以上Aに変なことを吹き込まないでください。」


いいですね？と念を押すハイネ


リ「はぁーい」



間が延びた返事をしたリヒト王子。


ハ「本当にそう思っているのですか。リヒト王子。」

リ「わかったってばぁ。ごめんなさい」


はぁ、と溜息をつくハイネ。


ハ「謝るのなら、Aに謝ってください。」

貴「……ぁ、えっ？」


急に話を振られて反応が遅れた。


貴「えっ、いや、大丈夫ですよ！？謝らなくて！！だ、だってリヒト王子お年頃じゃないですか！そんな健全な男の子の質問位大丈夫ですからっ」


ハ「ダメです。これも立派な教育ですよ。A。」

するとリヒト王子は私の前に立ち


リ「ごめんなさい」


と言った。




私がリヒト王子の素直な謝罪に少し感動したのは、私だけの秘密ってことで、ね！笑

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