32話 ご都合主義は如何でしょうか。 ページ36
ラギーside
俺はたまにルチウスと話してるんだけど……
今日は珍しく、ルチウスがもう一匹連れてきたっス。
種類はロシアンブルー。随分と毛並みが良くて、真っ黒な首輪も着いてるから、多分飼い猫。
なんか、ルシーくんのような気がするけど、匂いが違う。
「“ルチウス、その子は？”」※猫語で喋っております。
「“友達”」
「“へぇ、そうなんスか…名前はなんて言うんスか？”」
『“…ルジェ。”』
ルジェ…随分とオシャレな名前つけられたんスね…
ルーク先輩辺りがつけそうっス
「“そういえば、ルチウスとルジェはなんでここに？”」
「“主人を探している。”」
「トレイン先生っスか……」
自分がさっきまで歩いていた道には居ない。
きっと他のところっスね。
「“ここには居ないっスよ？”」
「“ここにいた方が安全。”」
『“…僕も、そう思う……”』
「“じゃあ、俺もここにいるっス。”」
ルジェはともかく、ルチウスをほっといたら
トレイン先生にしばかれそうっスから……
「…えっ、来なくね？」
いくらなんでも遅すぎっス。ルチウスのことになると必死になるんだから、あの人……
「“…”」
『“…”』
これ…どうにかしたいんスけど…
「嗚呼、そこにいたのか。」
「あれ、クルーウェル先生。」
「ブッチも一緒だったのか。はぁ…ルチウスが勝手に連れていくからヒヤヒヤしたぞ。」
…クルーウェル先生、いきなり猫派になったんっスかね？ 生粋の犬派のクルーウェル先生の猫…ってこと？…それは絶対ありえない……
「ティルクアーズ、元に戻す薬ができた。魔法薬学準備室に服もあるから、飲んでこい。」
と、俺に向かって言う。…まさか……
『なぁん』
…
「っえ！？」
「“騙されたな。”」
『“……先輩、ごめんなさい…。ルチウスが、猫になったの、だから、と言うから……。”』
やっぱりー！！！！！！
「に、匂いが全然違うんスけど！？」
『“…多分、ヴィル先輩に、貰った…香水、かと……”』
嘘でしょルシーくん……
先輩を騙すなんて…
「…今度、ドーナツ奢ってくれたら許すっスよ。」
『“…了解、致し、ました。…クルーウェル先生、お薬、ください。”』
「嗚呼、これだ、仔猫。」
手渡された(？)薬を器用に口にくわえ持っていくルシーくん。
こりゃ騙されたっスね…
「そういえば、ルシーくんはなんで猫に？」
「ある駄犬がティルクアーズに薬をかけた。その駄犬には課題を増やした。」
「あら…」
33話 猫の獣人が猫になるってなんの冗談？→←31話 猫とねこ
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御琴様 - イグニ寮長との関わりがもう少し欲しいです！！てぇてぇ！！ (2月25日 19時) (
レス) @page38 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - マイさん» 『…マイ、さん。…ありがとう…ございますっ…！…好き、だなんて……僕、嬉しい…です…！…コメント、ありがとう……ございます…！！』 (2020年6月1日 20時) (レス) id: cc29449791 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - は？好き求めていた猫思考読みましたか？ってレベルですよ、好きですわ(告白) (2020年6月1日 2時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 月兎さん» 『……月兎、さん……本当に、毎回…コメント、ありがとう…ございます…！…更新、遅くなって、申し訳ない、です……。…リクエスト、また、してください…ね…！』 (2020年5月19日 0時) (レス) id: f5ec0b6123 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストありがとうございます！すごく面白かったです、またリクエストします！更新頑張ってくださいね！楽しみにしてます！ (2020年5月19日 0時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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