イグニハイド寮に猫の獣人が入ったらしい。【ツイステ】【男主】

28話 陽キャにはならないで！！ ページ32

※ 20話 完璧 を読んでから読むことをおすすめします

イデアside

『…ー!』

ルシーの声が聞こえる。部活があったのかな。

まぁ…拙者はオルトのメンテナンスが終わったところだったんですけど((


「ルシー、おかえ……り………」

『…え、…イデア寮長、どうし、ました？』

「あ！ルシーさん！！」

オルトが正常なんだからルシーで間違いないんだけどさぁ…


「っえ！？どうしたのルシー、そんなになんか…ミステリアス陽キャルーク氏のような格好をして！！似合ってるけど、君が陽キャ入りしてしまったら拙者もう立ち直れないですぞ！？？！？！」

「兄さん、落ち着いて！本当に似合ってるよ、ルシアンさん！」

『…ありがとう、ございます。』

聞けばポムフィオーレのルーク氏に服を借り、ヴィル氏がコーデ、メイク、ヘアアレンジまで手がけたらしい。

っえ、圧倒的陽キャオーラ眩しすぎて今日が拙者の命日になっちゃうあんなキラキラなところに行っても順応しちゃうルシー凄いってかルシーの顔面偏差値わかってたけどたっっっっっっか！！拙者の寮の生徒こっっっっっわ！！！もう見た目は陽キャ！！！圧倒的陽キャ！！！本当にイグニハイド生ですかルシーさん(困惑)

『…ポムフィオーレに、転寮…勧められ、まして……』

「えっ」

ちょっと待って？！！？！！！？ってことは転寮するの！？ねぇ、転寮するの？！嫌なんですけどなんかもう姿が陽キャの姿なんで納得できちゃう自分がいるー…


『…あ、でも……僕は、イグニハイドが…好き、ですから……断り、ましたよ？…勿論。…あんなキラキラ、した、ところで…やっていける、自信…ありません、から……寮長…？…泣いてます…？』

「っえ…………」

うわぁぁぁああああああああぁぁぁ(ry
安心したのと嫌なので目から汗が、目から水がァァァァァァァ どうしよう、呆れられる嫌われちゃう、それだけは嫌…

『…泣かない、で…ください。…泣いて、くれるほど…僕の転寮が、嫌っ…てこと、ですよね…？…そんなに、優しい…寮長が、いるんだから……転寮なんて、しません、よ…。…自意識過剰、ですか？』

「呆れてない？嫌いになってない？まだここにいるよね？」

『…はい。』

「兄さん!目は擦っちゃダメ!腫れちゃうよ!!」

『…これ、使ってください。』


拙者を優しいと言ってくれるルシーの方が優しい。
ルシーが転寮しなくて良かった……

ｰｰｰｰｰｰ
28話 HuMiOtoさんのリクエストでした!
ありがとうございました!

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