23話 けーくんのマジカメ講座 ページ27
ルシアンside
「ルシーちゃんってさー…マジカメあげないの?アカウントは入れてるよね?」
ケイト先輩の…この一言が始まりだった。
『…特別、何か……上げるものが、あるわけじゃあ…ないです、から。』
「じゃあさ…上げるものがあればやるってことでしょ?オレ、ルシーちゃんにマジカメ教えてあげるよ!」
『…え、いや……』
「題して、けーくんのマジカメ講座!!」
…オワッタ……
こうなるとケイト先輩は…恐らく、止められない…!!
「マジカメやる上で…映えはめっちゃ大事!いいねとか、RTとかしてもらう時、映えてたらめっちゃ貰えるから、映えは意識していこーね!」
『…バエ……』
「そう!じゃあ次! タグはセンスが問われるから、イイ感じのをつけてね!できるだけ分かりやすくて、状況が把握できるやつとかがオススメ♪」
『…タグ……』
…えっ、僕……どうなるの…?
このまま…マジカメを……やらなきゃ、ならなく…なる!?
……それだけは、避けたいん、だけど…
「次に写真の撮り方ね!やっぱり一番は自撮りかな〜 あ、でもオレは、ヴィルくんみたいに一人でドンッ…と写ってるのはあんまり撮らないんだよね。ヴィルくんはあの美貌をもってたら、逆に一人じゃない方がおかしいって感じ? 顔が見えるよーに、パシャっと撮っちゃえばいいから!」
『…ケイト、先輩…?…あの…僕は……』
「ルシーちゃんは美人だから、一人でも十分マジカメ映えしそう!んー…自分が写るのが恥ずかしかったら、スイーツの写真とかでもいいかも!料理の写真とか、配置とかによってめっちゃマジカメ映えするし!化粧品とかでもいいね、ヴィルくんはよくそれやってるよ〜」
も、もう……我慢の限界ダァ
『…せ、せっかく…ですが……僕は、マジカメ……無理そう、なので……うぅ……』
「…なーんてね☆ オレが後輩ちゃん怖がらせるわけないでしょっ!冗談だよ!」
『…本気だと……思い、ました……』
「まあ、マジカメやって欲しいのは本当なんだけどね!じゃ、記念にマジカメ撮ろ!」
……それくらいなら、いっか……
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# 可愛い後輩ちゃん # ハート×炎=珍しい
# 奇跡の一枚
『…やっぱ……マジカメは、見るだけで…いい。…うん。』
そう、再認識、しました。
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御琴様 - イグニ寮長との関わりがもう少し欲しいです!!てぇてぇ!! (2月25日 19時) (レス) @page38 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - マイさん» 『…マイ、さん。…ありがとう…ございますっ…!…好き、だなんて……僕、嬉しい…です…!…コメント、ありがとう……ございます…!!』 (2020年6月1日 20時) (レス) id: cc29449791 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - は?好き求めていた猫思考読みましたか?ってレベルですよ、好きですわ(告白) (2020年6月1日 2時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 月兎さん» 『……月兎、さん……本当に、毎回…コメント、ありがとう…ございます…!…更新、遅くなって、申し訳ない、です……。…リクエスト、また、してください…ね…!』 (2020年5月19日 0時) (レス) id: f5ec0b6123 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストありがとうございます!すごく面白かったです、またリクエストします!更新頑張ってくださいね!楽しみにしてます! (2020年5月19日 0時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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