20話 完璧 ページ24
ルシアンside
「アンタ素材が良いのに、なんでイグニハイドなのかしら…ねぇ、ルシー?ポムフィオーレに来る気は無い?アタシなら、アンタを完璧に輝かせてあげられるわ。」
『…あはは……遠慮、しときます……』
…コンニチハ……
ヴィル先輩に捕まり、ました。
ルシアン・ティルクアーズ、です。
…最近、よくヴィル先輩に、捕まえられます。
素材がいい…と、言われるけど…何が、いいんだか…
「…仕方ない。ちょっと来なさい!アタシがアンタの魅力を引き出してあげる。」
『…っえ…!?』
ヴィル先輩…こんなに、見た目…美人なのに…やっぱり力は…めちゃくちゃ強い……
…もう僕は、されるがまま、だよ……
……で、着いたのが…ポムフィオーレ寮……
うわぁ…キラッキラしてる……イグニハイド寮とは…なんか、違うや……根本的、に?
「そこに座って。動かないで!!」
『…はい…』
「肌は…綺麗ね。化粧ノリも良さそう。服は…ルークに借りましょう。靴は…そうね、アレがいいわ。」
…勝手に進んでくなぁ……
……最近、どんどん僕の拒否権…奪われてる、気がする……
「…よし、出来たわ。立ってちょうだい。」
「マーベラス!!よく似合っている。流石だ、
…いつの間に、ルーク先輩も……
「美しいわ…アタシの次くらいに。」
鏡を見ると……綺麗に着飾られた、僕が、いた。
『…随分と、小綺麗に……なりました、ね。』
「…ルシー、アンタは自信を持った方がいいわ。アンタの自己評価はあまりにも低すぎる。勿体ないわよ。」
『…貴方に、そう言って、貰えると……ちょっとは、自信出てきます、ね。』
「…もう帰りなさい。……もう一度聞くけど、アンタ、ポムフィオーレに来る気は無い?」
『…僕は、イグニハイド寮が、好きなので…』
「そう…。また来るといいわ。今度は紅茶も用意しておくから。」
『…はい。』
「っえ!?どうしたのルシー、そんなになんか…ミステリアス陽キャルーク氏のような格好をして!!似合ってるけど、君が陽キャ入りしてしまったら拙者もう立ち直れないですぞ!??!?!」
「兄さん、落ち着いて!本当に似合ってるよ、ルシアンさん!」
『…ありがとう、ございます。』
イグニハイド寮が荒れたのは…また、別の話。
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18話〜20話まで、HuMiOtoさんからのリクエストでした!ありがとうございました!
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御琴様 - イグニ寮長との関わりがもう少し欲しいです!!てぇてぇ!! (2月25日 19時) (レス) @page38 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - マイさん» 『…マイ、さん。…ありがとう…ございますっ…!…好き、だなんて……僕、嬉しい…です…!…コメント、ありがとう……ございます…!!』 (2020年6月1日 20時) (レス) id: cc29449791 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - は?好き求めていた猫思考読みましたか?ってレベルですよ、好きですわ(告白) (2020年6月1日 2時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 月兎さん» 『……月兎、さん……本当に、毎回…コメント、ありがとう…ございます…!…更新、遅くなって、申し訳ない、です……。…リクエスト、また、してください…ね…!』 (2020年5月19日 0時) (レス) id: f5ec0b6123 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストありがとうございます!すごく面白かったです、またリクエストします!更新頑張ってくださいね!楽しみにしてます! (2020年5月19日 0時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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