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雄也side





マンションの鍵を開けて、
寝室のベッドに脱力して寝転べば、

目をつぶってるはずなのに
次々と浮かぶ、鮮明な記憶。





雄「…」





からかえばすぐに照れて
赤くなっちゃう伊野尾くん。





ひょろひょろしてて弱っちいくせに
口だけは強がりな伊野尾くん。





そんな伊野尾くんばっか考えてる、
最近の…俺。






学校では階も違うから、
有岡くんが忘れた教科書を借りにくるとき
以外はあまり俺たちが会うこともなく。





ただ、たまに廊下ですれ違ったり、
全校集会で一年全員が集まるときに会うぐらいで

俺が伊野尾くんとちゃんと喋ってるのは
いつもの、あの帰り道だけ。





なのに、なんで俺こんなに
伊野尾くんのこと知ってるんだろう。





雄「…恥ずかし、」





向こうにとって俺はきっと、
仲の良い友達の一人でしかないのにね。





.





不意にぼんやりとした意識が、
外から聴こえる雨の音に起こされた。





夕立ってやつだ。





雄「やば…」





うちは両親共働きで、
基本 朝から晩まで一人で過ごす。





もちろん狭いベランダに干してある
洗濯物を入れてくれる人が

今この家の中には居ないわけで、
必然的に俺が取り込まなきゃいけない。





ガラガラとベランダに続く窓を開けて
適当に取って部屋の中に入れながら、

目をやったのは隣の部屋のベランダに
干しっぱなしの衣類。





…裕翔、今居ないのかな?





.

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作者名:Jasper | 作成日時:2019年7月20日 9時

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