１８ 気づかれない穴 ページ20
青年はバサッと藁を一気にとった。
「…ぅ…嘘…。何で気づかれないんだ…？」
これはデルカダールの警備ザル疑惑たつよ…
そこにあったのは穴だった。しかも絶対見つかりそうな。
？「ずっとこの穴を掘っていたんだ。今日脱獄しようと思っていたがそんな日にまさかお前が来るとはな…。」
預言が何たらなんたら青年が言ってるのを軽く聞いていたら、先に行けと言われた。
「えっと…飛び降りるんデスカ？」
？「？そうだ。まさか…怖いのか？」
こちらをニヤリと見てくる彼に、少しイラっときたが、怖いものは怖い。
地上が見えないし。
？「…ほら、そこに座れ。」
と、青年が穴のはじのところに指差した。
？どう言うことがわからぬまま、私は座る。
足が穴に入り、プラプラする。
トスッ
「は」
手のひらで軽く私の背中を青年は押したのだ。
おかげでわたしはスルスルと落ちる。少しだけ浮遊感ぱないです。
？「もう少し用心しろよな。おっとり勇者様。」
「…ぇ、ぅ、ぁ。」
とりあえず状況を整理した私は上に向かって、人生で一番大きな声を上げた。無口な私がね。
「…ばかぁぁぁぁああ！！！！」
…その後気づいたのだが、この穴は途中でカーブしてるらしく、私は頭をぶつけた。
痛い…。
＊
横に続く穴をずっと赤ちゃん歩きでハイハイしてると、後ろから声が聞こえた。
？「おーい、いるか？」
「…ここにいる。」
無事青年と合流し、ハイハイで進んで行く。
Aの後ろにいる松明に映し出された青年の顔が少し赤く染まっていたのは、まだ誰も知らない話。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 157人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュガー - 初めましてです！コメントありがとうございます！どんどん仲良くしていくのでどうぞお楽しみにです！更新頑張ります！ (2017年8月15日 12時) (
レス) id: fdcfbbc29c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして！急にラブラブじゃない感じが好きです(^^)更新楽しみにしてます★ (2017年8月15日 7時) (レス) id: 1e05f8fbdd (このIDを非表示/違反報告)
シュガー - あばばばば！ありがとうございます！更新頑張ります！一度やると一気に更新するんで是非見てくださいな！ (2017年8月11日 22時) (レス) id: fdcfbbc29c (このIDを非表示/違反報告)
IRUA(プロフ) - めちゃ面白いです！！ドラクエ11いいですよね〜更新ファイトです！応援してます.ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ. (2017年8月11日 22時) (レス) id: eec9c7170f (このIDを非表示/違反報告)
シュガー - うおっ。またまた有難いお言葉ありがとうございます！今ドラクエの方が邪神前なので沢山更新しました！頑張ります！ (2017年8月8日 16時) (レス) id: fdcfbbc29c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュガー | 作成日時：2017年8月3日 20時
