幕間 ページ4
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諸事情あって原作が今手元にないので、少しの間短編で食い繋いでいきます‼←
暫しお付き合い下さいませ！
ーー時間軸:回復訓練中
「そう言えば、Aはどうして鬼殺隊に入ったんだ？」
夜、炭治郎に稽古をつけていた合間、彼がふと尋ねた。
『…どうしてか…』
…そう言えば、私って炭治郎みたいに明確な理由があって入った訳じゃなかったかも…。
『…家族をさ、鬼に殺されたんだけどね』
「……」
『気がついたら、鬼は陽に当たって塵になってた』
「え…？」
『私がやったんだよ。怒りに任せたまま只管攻撃して…気づいたら、地面に磔になってた鬼は消えてた』
「！」
話すうちに思い出すあの時のこと。今でも鮮明に覚えてる。
『訳わかんないまま泣いて蹲ってたら師範に拾われて…。めちゃくちゃ鍛えられたかと思ったら最終選別に行ってこいって…。
……あの時の絶望感は今でも忘れない…』
「はは…」
『まあ、炭治郎みたいにきちんと理由があるわけでもなくて、流れで鬼殺隊に入ったって感じかなあ。師範への恩返しってのも、一応理由だけど』
「そうだったんだな…」
少し申し訳なさそうな表情の炭治郎。
…別に地雷でもないから気にしなくていいのに。
よしよし、と言うように頭を撫でてやると、な、なんだ!?と驚きつつ、受け入れてくれる炭治郎。可愛いかよ←
『まあ、敢えて理由をつけるなら、私みたいな人を増やしたくなから、かな』
「…」
『…あんな思いを、誰にも味わって欲しくないと思うよ』
呟くようにそう言うと、今度は炭治郎に頭を撫でられた。
「Aは本当に頑張ってるな」
『へ？』
「俺と歳は変わらないのに柱になって、その上心も強い」
『…ありがとう』
「でも、悲しい時は泣いていいと思う」
『！』
そう言って微笑む炭治郎は慈愛に満ちた顔をしていた。
「無理して笑わなくていいんだ。自分の気持ちに嘘ついてまで振る舞わなくていいと思う」
『……』
「それくらいなら、許してあげてもいいと思うよ」
『…炭治郎は、ホントにずるいなあ』
隣に並ぶ炭治郎の肩に頭を乗せれば、A？と心配そうに顔を覗かせた。
『菩薩みたいだ、炭治郎』
「……顔がか？」
と、真顔で聞いてきた炭治郎にぶふっ、と吹いてしまえば、そんなに不細工か!?とワタワタする炭治郎。
『あはは！違うよ！顔なら炭治郎は男前だと思うよ』
「！そ、そうか…(面と向かって言われると照れるな…)」
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たくあん(プロフ) - なな号さん» コメントありがとうございます！貴重なお休みを使って読んでいただいて嬉しい限りです(；；)完結して数年してからもそう言っていただけてありがたいです！こちらこそ嬉しいコメントをいただきありがとうございます(*ˊ ˋ*) (10月31日 22時) (
レス) id: 909cf7c15b (このIDを非表示/違反報告)
なな号(プロフ) - すごいいい作品すぎて休日一日使って一気読みしてしまった。そして鬼滅にまたハマってしまった｡ほんと素晴らしい作品ありがとうございます‼︎感動しまくりでした！ (10月25日 0時) (レス) @page49 id: 98aa855e93 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！1年前に完結している作品にコメントいただけると思ってませんでした！笑 嬉しい限りです！！（*＾＾*）ありがとうございました！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 514b72b12d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 最初から最後まで一気読みしちゃった笑､､､待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年10月2日 18時) (レス) @page49 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！ 感動していただけてよかったです！！（*＾＾*）めちゃくちゃ嬉しいです！閲覧していただきありがとうございました！ (2020年12月2日 12時) (レス) id: 5567af4702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たくあん | 作成日時：2019年11月5日 23時
