第145話 ページ12
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時間が経てば経つほど、帯の攻撃が速く重くなっていく。
その上、もう1体の鬼の血の刃が隙を縫って襲いかかってくる。
『(血の刃が恐らく毒だ…天元さんに早く解毒剤を渡したいけど…このままじゃ…！)』
「このままじゃ蚯蚓女に近付けねえ！」
「どうすれば…っ！」
『2人とも、一瞬下がって！私の間合いから離れて！』
「「!!」」
バッ！と離れたのを目で追いながら、堕姫を見ればニヤリと笑って大半の帯を私へ集める。
「舐めてんじゃないわよ!!」
『氷の呼吸 漆ノ型 氷瀑!!』
「!!」
帯を素早く斬っていき、勢いそのまま堕姫との間合いを詰める。
「っ！」
『氷の呼吸 参ノ型…!!』
「おい！来てんぞ！」
『チッ…!!』
間一髪で血の刃を避ければ、その一瞬で帯が私に集中する。
…マズイ…このままじゃ下に落とされる…！
「Aちゃん!!」
『受け身を取る！それより向こうは頸取れそうだ！こっちも早く！』
攻撃をできるだけ受け流し、弾き返せば反動で揺れる身体。
『(
思わず自虐の笑みを浮かべ、ドォン！と地面に足を着けば、ビキ…と音がなる。
『〜〜ッ！(骨逝った…！早く治れ…！)』
呼吸で全身の熱を上げていた時だった。
「A！避けろ！」
『！』
空から天元さんと鬼が降ってくるのが見え、刀を構えた。
『(天元さん…避ける…攻撃…)
…氷の呼吸 弐ノ型 垂氷』
「音の呼吸 壱ノ型 轟」
「！」
ほぼ同時に攻撃を出すも、鬼は攻撃を受け、こちらへ反撃してくる。
『はァ…はァ…天元さん、柱2人で相手しますか…』
「だな…向こうは3人に任せる」
「柱が2人かあ。仕方ねえよなあ。1人じゃ無理だよなあ…！」
そう煽る鬼の言葉を気にせず、技を出しながら徐々に呼吸で身体の熱を上げていく。
「(この女…妙だなあ…段々鬼の匂いが強くなってきてるなぁ…)」
『(いける、大丈夫。さっきとは違う。仲間がいる、1人じゃない。だからいけ、全開で…)』
「…血鬼術 飛び血鎌!!」
『…氷の呼吸 捌ノ型 氷華!!』
その瞬間、鬼の力と相俟って鬼の速度を私が上回った。
刃が頸へ届き、グッと力を込めた時だった。
「血鬼術 跋弧跳梁」
『!!』
血の刃で天蓋を作れば、そのまま次の攻撃へと入った鬼。
「音の呼吸 肆ノ型 響斬無間」
『(体勢悪いけど…！)氷の呼吸 参ノ型 氷釈』
ドォオォオン!!
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たくあん(プロフ) - ひまわりさん» コメントありがとうございます！！(*´`*)嬉しいです！（ ; ; ）かなりの話数なのに！（ ; ; ）ありがとうございます！続編でも頑張ります！(*^^*) (2019年11月6日 12時) (
レス) id: 217fb630d3 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - コメ失礼します！一気読みしちゃうくらい面白かったです！続きを楽しみに待っています＼(^o^)／ (2019年11月5日 23時) (レス) id: 22b40083c6 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - こね子さん» コメントありがとうございます！！めっちゃ嬉しい（ ; ; ）楽しんで頂けてよかったです！更新頑張ります！(*^_^*) (2019年11月1日 12時) (レス) id: 9978d450db (このIDを非表示/違反報告)
こね子 - すんごく面白いです！！今日、1話から一気読みさせて頂きましたが！先の展開が読めなくて続きが気になって仕方ない！！笑 更新楽しみに待ってます！ (2019年10月31日 21時) (レス) id: 22b40083c6 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ゆりかもめさん» コメントありがとうございます！(*^^*)めちゃくちゃ嬉しいです！！（ ; ; ）リクエストもありがとうございます！余裕が出てきたら書かせていただきますね！！(*^^*) (2019年10月27日 19時) (レス) id: 4fbafed690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たくあん | 作成日時：2019年8月9日 0時
