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第2話 ページ4

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最終選別7日目。恐らく随分減ったであろう鬼の数。

何故って?片っ端から私が斬ってるから←

だって人が死ぬところとか怪我するところは出来れば見たくないし…。ヒーローになりたい訳じゃないけど、でもちょっとカッコつけたいとは思ってる((



『ふぅ……』



…に、してもやっぱ会わないもんだなあ、時透くん。



『(現状、彼がどれくらいのレベルなのかは気になる……漫画じゃ柱になってたからメチャ強だったけど…今どれくらいなのかなあ)』



自分の知らないところで、この世界の人達がどんな暮らしを送ってきたのか、どんな過去を送ったのか、それは純粋に気になっていた。

…刀握ってたった2ヶ月で柱になったくらいだもんなあ。え。待ってじゃあ今まだ1ヶ月くらいってこと?それで最終選別にきてんのか?え?は?チート?



『(普通にやばい人だよな…。…ん?あれって…)』



少し先に見えるのは、毛先の青い長い漆黒の髪を揺らす小柄な彼。

そして、その後ろに迫る鬼。



『氷の呼吸 壱ノ型 氷雨』

「あああああ!!!」



消えていく鬼に手を合わせれば、何してるの。と声を掛けられる。



『!あ、だ、大丈夫…でした?怪我とか…』

「なんでわざわざ来たの。自分から飛び込んでくる必要なかったのに」

『(うわお、そっか、まだ炭治郎と出会う前だから…)』

「無駄なことはしない方がいい」

『……無駄なことじゃないよ』

「…?」



首を傾げる時透くんに、眉を下げて微笑む。



『人を助けることは、無駄なんかじゃないと思う』

「こんな状況でよく言えるね。自分が助けて貰えるかもわからないのに」

『まぁ…そうだね。でも、私は目の前で誰かが傷つくのを見る方がよっぽど苦しいよ』

「……」

『私なんかの力で助けてあげられるものがあるのなら、私は刀を握るよ』

「…!」



私がそう言えば、頭を抑える時透くん。

…もしかして、記憶が…?



『だ、大丈夫…?えと…頭痛い…?』

「………何でもない」

『そっか…ならよかった。じゃああと数時間、お互い頑張ろうね』



そう言って踵を返せば、ねえ。と止められる。



「…ありがとう」

『!……ど、どういたしまして…』



少しほほえんだようにも見える時透くんに、思わずドキリとした。

…ひゃああ……美少年の微笑みやべえな……((

それから、夜を過ごし、私は無事に最終選別に生き残ることが出来た。

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ヘル - WW (2021年5月22日 0時) (レス) id: 8a8dc3fa13 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 第45話で絶対たまたまだけど名前出て一人で喜びの舞踊ってた→見られてた→\(^o^)/ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 0b06ea8062 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - せりりんさん» コメントありがとうございます!嬉しいです(*^ ^*)更新頑張ります!! (2019年6月24日 18時) (レス) id: 17eabedad2 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 感動しました!炭治郎流石って感じです! (2019年6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 凄いてんかいっすね! (2019年6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年6月12日 0時

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