5話 ページ7
斬島side
ｸｽｸｽｸｽ
斬「何だここは。」
斬島の視界に入ったのは、色とりどりの物が置かれている大きな部屋。
そして、その部屋の中央でくるくると回る少女。
少「いーろいーろなんの色？♪鬼さん、なんの色？」
ｸｽｸｽｸｽと笑いながら、少女はそのフレーズをひたすら歌っていた。
訳がわからない。
そう思うと、察してくれたのであろう少女が歌を止めてこちらを見た。
少「色鬼。貴方が色を言って、私がその色に触れる前に私に触れたら貴方の勝ち。時間は無制限。
捕まえられないなら、ずっとずーと一緒に遊ぼうね」
少女は説明を終えるとまた歌い始めた。
俺は、辺りを見渡し一番遠いであろう物を探す。
斬「………藤色」
歌い終わったタイミングを見計らい、俺はそう呟く。
少女は満面の笑みを浮かべて走り出した。
足はそれほど早くなく、やはり少女だった。
これならすぐ終わる。
そう思っていたが
触れようとしたらひらりとかわされた。
それは予想していた。
再び触れようとした瞬間。
何かが動く気配がして、俺はカナキリを取り出し、それを切った。
何かと思い横目で見ると、それはケタケタと不気味に笑い続ける日本人形だった。
少「ざーんねん♪私の勝ち」
少女はそう言うと、また歌いだした。
しかし、俺はこうなること(人形は置いといて)を予想してた。
だから。一番角にある色を指したのだ。
俺は、少女を角まで追い詰めると、次は反対方向の色を指した。
斬「桃色」
そう呟くと同時に、少女の肩を触った。
少女は、驚いた表情をした後下を向いた。
表情は見えない。
ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊﾊ
ｹﾀｹﾀｹﾀｹﾀ
ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ
ｸｽｸｽｸｽ
ｹｹｹｹｹｹ
回りの道具が一斉に笑いだした。
回りを見ようと振り返ろうとした。
しかし、少女の肩を掴んでいた手に鈍い痛みが走り、それは出来なかった。
少女は、不気味に口角をあげて、俺の掴んでいる手をギリギリと締め上げた。
少「捕まったちゃった。次は私がオニノバン♪ﾋﾋﾋｯ」
途端に空間が歪む。
そして再び脚が地についたのは、先ほどの5倍近い部屋と絵の具をひいたような部屋の中心だった。
少「ほら、鬼さん。言って？色々なんの色？鬼さん、なんの色？って。鬼ィさんが勝ったら。この勝負終わりだよ。」
どうやら、また面倒な怪異に巻き込まれたらしい
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
