20話 ページ22
貴方side
貴「嘘………」
木「ね？言ったでしょ？変わらないって」
約2時間の激闘。
試合終了を知らせるベルが鳴り響いた。
最後まで立ち上がっていたのは
肋「またあいつらか。」
呆れた口調で言う肋角さん。しかし、彼の顔は満足そうであり、我が子を自慢するような表情だった。
災「佐疫は2回。平腹は5回。他は1回ずつですか。まだまだつめが甘いですね」
災藤さんが言っていたのは、死亡回数だ。
しかし、彼の表情も穏やかだった。
木「平腹は楽しんでやってるからね。少し自分を乱雑に扱い過ぎてるけど」
木舌は苦笑しながら、生き残った5人を見た。
私は、その5人をまじまじと見続けていた。
すると、視線を感じ取ったのか平腹と目が合った。
満面の笑みを浮かべて腕が千切れるんじゃないかと思うほどに手を振ってきた。
私もぎこちなく振り返す。
他の4人もこちらに気がついたようで、谷裂は敬礼をし、斬島と佐疫は帽子の鍔をつまんで小さく会釈をした。
田噛は見たあと背を向けて、ヒラヒラと手をだるそうに振っていた。
5人が開場から去っていくと、傷が浅かったモノから蘇り、むくりと立ち上がった。
木「さて、明日はおれか」
肋「やりすぎるなよ」
木「分かってますって」
肋角さんと木舌さんのやり取りにどことなく違和感を感じながらも、私は災藤さんに呼ばれて5人を迎えに行くことになった。
肋「Aはどう反応するんだろうな。」
木「さあ？出来れば、怖がってほしくはないですね」
木舌はふにゃりと笑った。
しかし、それはどことなく悲しげな雰囲気だった。
貴「災藤さん。昨年は木舌さんだけが生き残ったんですよね？」
災「ん？ああ、そうですよ。」
すごいなーと呟くと、災藤さんは苦笑した。
災「それだけで済めばいいんですが」
貴「どういうことですか？」
災「さて、どういうことなんでしょうね」
にこりと笑うと、災藤さんは再び前を向いて歩き出した。
何となく、それ以上聞く気にはなれなく私はその後をついていった。
貴「ちなみに、災藤さんの世代は誰が残ってたのですか？」
災「誰だと思いますか？」
貴「………もしかして、災藤さんと肋角さん？」
災「正解です」
今日思ったこと。
ここの部署は鬼じゃなくて化け物揃いだ。
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
