【歌い手】あほの坂田の妹は踊り手です3【うらたぬき】【あほの坂田】

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Aside



自業自得なのに、自分で蒔いた種なのに、もうどうしていいか分からない





キャパシティーを超え、どうしたらいいか分からなくなってしまった私は、無意識のうちに携帯を取り出してメモに書いてある番号にかけた




prrrrrrrrr





う『はい？もしもし？』







貴「...............っ.......」







聞いて欲しいこと、相談したいこと、道を示して欲しいこと....伝えたいことは沢山あるのに言葉が出てこない






何かを察したのか、うらたさんは落ち着いた声で いいか、よく聞け。と言った






う「お前が電話をかけてきたってことは坂田と何かあったんだろ？そんで、最近の坂田の様子からして状況は相当悪いな。まさかだけど俺の言った最悪な想定が当ったのか？」






貴「.......ちゃん...と、言って、くれて...た、のにっ.......ごめ、なさ..........」




うらたさんの声を聞いて安心できたのか、急に涙が溢れてくる



う「ここまで状況を悪くしたのはお前だ。だったら、悠との関係を取り戻すのも、この状況を打破するのもお前だ。自分の尻拭いくらい、自分でやれ。いいな」




思ったよりもきつい言葉で、現実を突きつけられる





う「だけど協力はするし、お前の味方にもなる。........坂田の前では絶対泣くな。その代わり今思いっきり泣け。人は泣いたら気持ちが落ち着くようにできてるから....大丈夫。坂田が本気でお前のこと捨てたりなんてしない」





そこから10分くらいかもっとか...もう覚えてないけど恥ずかしげもなく大きな声をあげて泣いた



ここまで感情をさらけ出すのは久しぶりすぎて、コントロールが効かずに私の目からは次々と涙が出てくる


その間もずっと、うらたさんとの電話は繋がったままで うらたさんは私の気持ちが落ち着くまで待っていてくれた





貴「........っ....もう、大丈夫です」




目が真っ赤になって、鼻も赤くなって痛くなってきた頃にようやく落ち着く




う「ん、泣くのって疲れるだろ？今度近いうちにちゃんと会って話そ。それまでに 自分がどうしたかったのか、自分がこれからどうしたいのかをちゃんと考えろ。坂田と話す機会は俺が作ってやるから.........またな」





電話が切れた後、冷静になって落ち着いた頭で考える

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