【wrwrd！】２度目の人生を我々と。 (ページ37)

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三十七戦目ページ37

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名指ししてお願いしなかったため、誰が運ぶか熾烈な戦い(じゃんけん)が。。。
勝利したのはーーーーーー、

『すみません、重いですよね…』
「いや、軽すぎるわ！軍服来てたら分からんけどA細すぎるんちゃう！？」
『いた、痛い…痛いですコネシマさん』
「あっ！すまん！」

嬉しそうにわたしの背中をバシバシと叩くコネシマさんだった。
じゃんけんに勝利したコネシマさんは私に肩を貸してくれ、部屋はとりあえずということで客室を借りる事に

「なんかこれ、歩きにくない？」
『ま、まぁたしかに…、すみません怪我してるせいで』
「別にこの運び方じゃなくてもええよな…よっと！」
『え、ちょ、まさかコネシマさ…うわ！！』

悪い予感的中しました。
コネシマさんは軽々と私を横抱きした。

急に目の前にコネシマさんの顔が現れビックリする。
よく見ると幹部の皆様ももちろんだが、彼もとても顔が整っており、世の中でいうイケメンという部類なのだろう。

「そ、そんなガン見されたら恥ずいで…」
『あっ、ごめんなさい。整った顔してるな～と思ったので思わず見とれてしまいました』
「そーゆーことサラッと言うなや…」

思わず顔が逸らされてしまいました。
何か不味いこと言ったのでしょうか？？

コネシマさんの顔を覗こうとすると歩く度に、彼の綺麗な金色の髪が耳の様にピョコピョコと動くことに気がついた。
思わず笑いが零れてしまい、

「何笑っとんの」
『フフフ、コネシマさんの髪の毛が歩く度にピョコピョコ動くのがかわいくって』
「え、寝癖治ってなかったかな…」
『寝癖なんですか？？』
「いや、わからん」

そっと手を伸ばして彼の髪を撫でてみる。
少し固くて短いそれをゆっくりと手で梳かしていると
コネシマさんの顔がだんだん緩まっていく。

「気持ちええわ～、A！もっと撫でてーな」
『私なんかでよければ』

嬉しそうにそう言うコネシマさんが仔犬みたいでかわいくて、私は部屋に着くまでコネシマさんの頭を撫で続けた。